

新しい年の幕開け、元旦。
毎年なんとなく過ごしている人も多いかもしれませんが、陰陽道や陰陽五行説の観点から見ると、実はこの日こそが「氣の切り替え点」なんです。
だからこそ、元旦の過ごし方ひとつで、一年の流れがガラッと変わることもあります。
風水的には、「元旦」は新しい運を迎えるための“準備の時間”とされています。
つまり、動きすぎず、整えて迎える。
それが、最初の開運アクションなんです。
陰陽師たちも昔からこの日を大切にし、家の氣を鎮め、新たな陽の氣を取り込む儀式を行っていました。
今回は、そんな元旦の過ごし方を風水の視点から、やさしく解き明かしていきます。
|
|
|
元旦の朝は「陰から陽へ氣が切り替わる瞬間」。
だからこそ、最初にするのは掃除ではなく、まず玄関の整えです。
履物をそろえてドアを開け、少しだけ風を通す。
これだけで、新しい氣がスッと入ってくるんです。
そして、朝日を浴びることも大切。
太陽の光には「陽の氣」が宿るため、心身が自然と活性化します。
朝の静けさを感じながら、太陽に向かって深呼吸するだけでも、元旦のエネルギーが整うとされています。
また、家に向かって「今年もよろしくお願いします」と声をかけるのも良い習慣。
家そのものを“味方”として迎え入れる意識が、良い氣を呼び込みます。
元旦の日中は、実は“動きすぎない”のがポイントです。
大掛かりな掃除や家具移動などは避け、落ち着いた氣を保つことを意識しましょう。
日中は、家の中で東南方位や西・北西・南西の整頓を意識してみてください。
これらは財運・人間関係運・安定運を司る方位で、きれいにしておくとその年の運気がスムーズに流れます。
この日は明るい色、特に白・金・ベージュなど陽の氣を呼ぶ色を選びましょう。
反対に黒やグレーなど重い色は、陰の氣を引き寄せやすいので避けたいところです。
午後には、家の中で静かに過ごす時間を設けるのが理想的。
慌ただしく動くよりも、読書やお茶の時間を楽しみながら、氣を整えることが大切です。
元旦は「始まりの氣」が最も強い日。
この日に行う行動は、そのまま一年の運の“方向づけ”になります。
新しい財布を使い始める、金色や黄色のアイテムを取り入れるなど、金の氣を高める行動を。
ただし、初日から大きな出費や借入れは避けるのが風水の鉄則です。
朝に寝具を整え、寝室を軽く清掃しておくと健康運が上がります。
また、観葉植物を東南に置くと、生命力が巡りやすくなると言われます。
家族と穏やかに過ごし、笑顔で新年の挨拶を交わすこと。
その明るい氣が、家中に広がって一年の人間関係をスムーズにしてくれます。
家族団欒こそが、風水における“最大の開運行動”です。
五行の観点から見ると、元旦は「水」から「木」へ氣が移る日。
つまり、静から動へ、冬の陰から春の陽へと移り変わるタイミングなんです。
この時期に整えると良い五行バランスは次の通りです。
──この五行の流れを意識するだけで、元旦の氣の切り替えがスムーズになります。
古代中国の神話では、天地が開かれた瞬間を「元旦」と重ねる思想があります。
混沌の中から盤古が天と地を分け、世界に秩序が生まれた──それが「はじまりの氣」の象徴なのです。
つまり、私たちの元旦もまた、心の中の天地を整える日。
心を澄ませ、陽の光を受けることは、内なる宇宙を整える行為でもあります。
元旦は、あなた自身の“天地開闢”の日。
静かに始まりを感じながら、新しい一年を迎えることが、最大の開運となるのです。
五行要約
|
|
|

