
運命って、どこまで決まってるんだろう?――そんな疑問に、ちょっとロジカルに、そして東洋哲学的にアプローチしてくれるのが四柱推命(しちゅうすいめい)です。
この占術、実は陰陽道と切っても切れない関係にあるんですよ。というわけで、このページでは陰陽道と四柱推命のつながりと、その占い方をわかりやすくかみ砕いて解説します!
まず陰陽道とは、陰陽五行説という古代中国の自然哲学をベースに、日本で独自発展した占術・方位術・天文暦法などを統合した術数体系です。
「自然界のリズム=人間社会に影響する」という発想がベースになっていて、占いもこの延長線上。つまり、四柱推命も陰陽道的な思想の応用版なんです。
四柱推命は、「年柱・月柱・日柱・時柱」という4つの柱(四柱)で構成された命式(運命図)をもとに、性格・適職・相性・運勢の浮き沈みを読む占いです。
各柱には十干(じっかん)+十二支(じゅうにし)が対応していて、全部で8つの要素=八字で構成されることから、「八字命理」とも呼ばれます。
この命式を使って、その人がどんな性質を持ち、いつ何をすべきかを細かく読み解いていくわけです。
四柱推命のコアにあるのが五行(木・火・土・金・水)の考え方。そしてこれに陰陽を掛け合わせたのが、十干。
十二支は動物で馴染み深いですが、命式上では人間関係・環境・外的要因を象徴します。ここに十干と十二支が組み合わさって、「この人はどんな木なのか?どんな火なのか?」というバリエーションが出てくるんですね。
占い方は意外とシンプル。やることは以下の通りです。
この読み解きでは通変星で性格傾向、十二運で運気の段階、蔵干で内面的な本質などを細かくチェックします。さらに、五行のバランスが偏っている場合は、その影響をどう調整するかまで考えられるんです。
四柱推命の魅力はなんといっても精密さと総合性。たとえば以下のようなことがわかります。
これらはすべて陰陽五行思想と干支理論の応用。つまり、四柱推命は陰陽道の思想を最も実践的に活かした占術のひとつなんです。
五行要約