陰陽師の式神召喚方法|「人形」に呪文を唱え霊を呼び出す

式神(しきがみ)って聞くと、なんか突然バシュッと現れて戦う霊体…みたいなイメージありますよね。でも実際は、そんな派手なものじゃなくて、きちんと媒介と手順を踏んだ儀式で呼び出されてたんです。

 

このページでは、陰陽師がどんなふうに式神を召喚していたのか、その媒介物・方法・注意点まで、ぜんぶまるっと解説していきます!

 

 

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式神は便利だけど慎重に使うべし

式神は陰陽師が呼び出して使う霊体・鬼神。ちゃんと術をかけないと動かないし、制御し損ねると逆に祟られることもあるとか。

 

使い道としてはこんな感じ。

 

  • 悪霊退散や結界の守護
  • 偵察・伝令・留守番
  • 相手への呪詛(憑依させて災いをもたらす)
  • 家事や雑用までこなすことも

 

もう、現代人なら間違いなく「全部やらせたい!」ってなりそうですよね。

 

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式神召喚に必要なもの

まずは依り代(よりしろ)と呼ばれる「式神が宿る器」を準備します。これがないと式神は降りてこない!

 

  • 紙人形・木偶・布人形:人の形を模したものが多い。簡単な紙人形でもOK。
  • 符紙や呪符:術が込められた札。ここに式神を「宿す」イメージ。
  • 勾玉や木像:高級な式神にはこういう霊的な器も使われたとか。

 

これらを用意して、いよいよ召喚の儀式がスタートです!

 

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召喚の儀式手順

式神召喚にはちゃんとした段取りがあります。ざっくり流れをまとめるとこんな感じ。

 

  1. 目的の明確化と契約:式神に何をしてもらうのか、明確にして誓いを立てる。
  2. 祝詞・呪文の詠唱:霊体を呼び寄せる言葉を唱える。静かな場所じゃないと集中できない!
  3. 所作の実行:口に水を含んで吹きかけたり、手印を結んだり、禹歩(うほ:特殊な歩き方)を踏んだりして、霊力を媒介に注ぐ。
  4. 霊の注入と顕現:依り代に「気」が込められると、紙人形などが一時的に動き出し、式神として活動を開始!

 

けっこう地味だけど、本気の集中と信念がないと発動しないのが式神なんです。

 

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召喚の持続とリスク

ただし、召喚できたからといって油断は禁物!

 

  • 式神は一時召喚が基本:長時間使うのは難しく、たいていはその場か短時間だけ。
  • 強すぎる式神は危険:制御に失敗すると「反噬(はんぜい)」されて、術者がやられちゃう可能性も。

 

だから強力な式神(たとえば前鬼・後鬼十二神将)なんかは、代々の師から受け継いだ呪法長年の契約がないと召喚できないんです。

 

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紙形式神と高級式神の違い

式神にはざっくり二つのランクがあって、方法もちょっと変わってきます。

 

  • 紙形式神:紙人形や簡単な依り代で呼び出せる。力は限定的で、その場の儀式中だけ動く。
  • 高級式神:十二天将などの強力な式神は、伝承や契約、専用の呪法が必要で、準備も複雑。

 

つまり、簡単に呼べる式神もいれば、「一子相伝」みたいな重い契約が必要な存在もいるわけです。

 

五行要約

 
  1. 式神は人形や符紙を媒介に呼び出される霊的存在!
  2. 呪文・祝詞・所作を使って霊力を注ぎ、顕現させる!
  3. 目的と契約が召喚の第一ステップになる!
  4. 召喚は短期が基本で、強すぎると反噬リスクも!
  5. 紙形式神と高級式神では召喚方法も大きく異なる!