形代(かたしろ)とは木・紙・髪・藁・土器などで作られた人形のことで、文字通り人の形(身代わり)として使用されます。形代に呪術をかけたり、人間の罪や穢れを移し禊ぎや祓えに用いたりしていました。
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陰陽師が使用する札にはどのような意味があるのでしょうか。
陰陽師が使用する札といえば霊符(もしくは呪符)が有名です。霊符に名前が書かれた者が持ち歩くことで、その者の祈願を達成する力を増幅させる役割があります。
修行に努めた陰陽師が定められた所作に基づき、霊力を込め、霊道=神と使用者の繋がる道を開くことで、初めて効力を発揮します。魔除けにも使われました。
陰陽師は式神の召喚にも札を使用します。式神は陰陽師が使役する位の低い神のことで、式札(しきふだ)と呼ばれる札に封じ込められています。
必要時に陰陽師が術をかけることで、様々な姿に姿を現します。式神については【陰陽師が使役する式神の役割・能力とは?】でも詳しく紹介しています。