安倍晴明のゆかりの神社「清明神社」の歴史を簡単に振り返る

安倍晴明を祀る清明神社(せいめいじんじゃ)は、京都市上京区にある人気のパワースポット。晴明ゆかりの地としても知られており、晴明の伝説とともに、長い時代の変化を見守ってきた場所なんです。

 

このページでは、この清明神社の1000年以上の歩みを、かんたんに振り返ってみましょう。

 

 

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創建のきっかけは一条天皇の勅命

清明神社が建てられたのは寛弘4年(1007年)。安倍晴明が亡くなったわずか2年後のことです。

 

その人物こそが一条天皇

 

晴明の功績をたたえて、彼の屋敷跡に神社を建立するよう命じたんですね。

 

しかもその土地は、かつて稲荷大明神の社があった場所でもありました。というのも、晴明は稲荷の白狐の血を引くと伝えられていたから。母・葛の葉が白狐だったという伝承と深くつながっているんです。

 

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戦乱・都市開発で荒れた時期も

1000年の歴史の中では、もちろん平穏な時代ばかりではありません

 

  • 応仁の乱で境内が大きく荒れる
  • 豊臣秀吉による都市改造で敷地が縮小
  • 幕末の火災で古文書を焼失

 

それでも、氏子たちや晴明の子孫たちが力を合わせて神社を守り続けたんですね。明治期には神仏分離令で打撃を受けるも、村社として存続します。

 

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現代で再ブレイクした神社

21世紀に入ると、清明神社の人気が再燃!そのきっかけになったのが2005年の安倍晴明千年祭

 

このとき晴明像が建立され、母・葛の葉を表す狐の像も添えられました。

 

さらには、夢枕獏の小説『陰陽師』や、羽生結弦選手の演目『SEIMEI』などの影響で、国内外から多くの参拝客が訪れるようになったんです。

 

まさに平安の陰陽師が、現代のスターになった瞬間ですね。

 

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境内の見どころと信仰の象徴

神社には晴明らしいシンボルやパワースポットがいっぱい!

 

  • 五芒星(晴明桔梗)の紋が各所にあしらわれている
  • 晴明井という湧き水の井戸があり、浄化の水として人気
  • 一條戻橋は霊魂や式神と関わる伝説の舞台でもある
  • 秋分の日には晴明祭という大きなお祭りも!

 

とくに五芒星のデザインは、まさに陰陽師の象徴って感じで、写真映えもばっちりですよ!

 

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清明神社は「生きた伝説」

この神社、単なる観光地ではありません。

 

創建当初から都を守る聖地としての役割を担っていて、現代でも厄除け・病気平癒・家内安全などのご利益があると信じられています。

 

昔も今も、人々の願いや祈りが集まる場所――それが清明神社なんですね。

 

五行要約

 
  1. 清明神社は1007年、一条天皇の命で創建!
  2. 晴明の屋敷跡に建てられ、稲荷信仰とも深く関係!
  3. 戦乱や都市整備で荒廃も、氏子らの手で再建された!
  4. 2005年の千年祭で晴明像が建てられ、現代ブームへ!
  5. 五芒星・晴明井・一條戻橋など見どころ満載の聖地!