陰陽道で悪日=「万事に凶」とされる赤口の過ごし方

「万事に凶」とされる赤口の過ごし方

陰陽道の風習では、赤口という日においてほとんどの行為は吉とはされず、慎重に過ごすべきだ。式を行ったり大きな決断をしたりする際はこの日の特性を知っておくことが大切だ。なお、午の刻(11時~13時)の短時間だけは凶意が弱まり、慎めば許される時間帯ともいえる。

万事に凶──陰陽道における悪日「赤口の過ごし方」をわかりやすく解説!

赤口(しゃっこう)の日って、名前からしてちょっとドキッとしますよね。「火」や「血」のイメージがある「赤」って、それだけでなんだか危なそう…。実際、陰陽道ではこの日を赤舌神の管轄下にある大凶日とされ、災いを招きやすいとされています。


でも、ぜんぶがぜんぶアウトってわけでもないんです。うまく付き合えば、逆に心を整えるチャンスにもなりますよ。このページでは「赤口」をどう安全に、そしてちょっと前向きに過ごすかについて、わかりやすくかみ砕いて解説します!



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赤口とはどんな日?

赤口(しゃっこう)は、六曜のひとつで、陰陽道の影響を色濃く受けた日です。由来は「赤舌神(せきぜつしん)」という荒ぶる神様。この日はその神の配下の鬼神たち、たとえば羅刹なんかがうろついてるって言われてるんですね。


とくに気をつけたいのが「赤」という文字が象徴する火・血・刃物。火事やケガ、事故に結びつきやすい日だとされていて、「この日に結婚や引越しはやめとこうね」と昔から言われてるんです。


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唯一の吉時間「牛の刻」を有効活用

「万事に凶」=「一日中ずっと凶」って言われる赤口ですが、実は抜け道アリなんです。それが牛の刻(午前11時~午後1時)


この2時間だけは、なんと鬼神が昼寝してるって言われてて、災いの力が弱まるタイミング。だから、もしどうしても何か大事なことをやらなきゃならないなら、この時間帯にギュッとまとめちゃいましょう!


  • 役所での手続き:午前11時に到着しておけば安心!
  • 引越し:この時間だけ運び出し・搬入を
  • 人と会う予定:ランチタイムにすれば問題なし


この時間以外は基本的に避けるのが無難です。


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避けるべきこと・OKなこと

赤口の日にやっちゃいけないことと、そこまで気にしなくてもいいことを整理しておきましょう。


  • NGなこと:結婚式・入籍・納車・契約・開業・勝負ごと・引越しなど
  • OKなこと:法事・通夜・普段の買い物・料理(注意しつつ)・神社参拝(吉時間なら可)


葬儀や法事といった弔い事は例外的にOKとされていて、むしろ仏滅より柔軟に受け入れられる地域もあるんですよ。


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火と刃物に注意を

赤口の日のキーワードはやっぱり火と刃物。これに関わる作業はとくに慎重に!


  • 料理:なるべく簡単なものにして、刃物の扱いは慎重に
  • キャンドル・火鉢・お香:できれば使用は控えるか、使用後すぐ消火
  • 掃除・DIY:怪我しやすいのでこの日はやめとこう


それでもやる場合は、必ず吉時間の正午に!


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スピリチュアル的には「整える日」

赤口は、「外に出ていく」よりも、「内を整える」のに向いてる日。とくに火の気が強く、感情が荒れやすいとされているので、刺激的なSNS発言や、熱くなりがちな対話は避けたほうがいいかも。


スピ的にはこんな過ごし方がおすすめ!


  • 塩風呂に入る:心身の浄化
  • 瞑想・お香:静かに内面を整える時間
  • 掃除・整理整頓:不要な気を手放す


とくに「浄化」や「静けさ」と相性がいいので、自分の時間を大事にできる日とも言えます。


五行要約

 
  1. 赤口は火と刃物に注意すべき凶日
  2. 牛の刻(11時~13時)だけは吉で、行動はこの時間に
  3. 結婚・契約・引越しなど節目のイベントは避けよう!
  4. 刃物や火を扱う作業は慎重に、できれば別日に
  5. 塩風呂や瞑想で心身を整える“浄化の日”として活用!