

観葉植物って、置くだけで部屋がやさしくなる感じ、ありますよね。
でも風水の視点だと、実は主役は植物だけじゃなくて「鉢カバー」もめちゃくちゃ大事なんです。
風水的には、「鉢カバーの色」を方角と五行に合わせれば「鉢カバーの色」が空間の氣を整える近道になるとされます。
つまり、色と素材と置き場所の三拍子。
ここを押さえると、毎日の暮らしがふっと軽くなるんです。
では、陰陽道や陰陽五行説の考えをベースに、陰陽師も重んじた「色選びの勘どころ」を、やさしく噛み砕いていきますね。
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最初の合言葉は「方角と色の相性」。
東・東南は木の氣、西・北西は金の氣、南西・北東は土の氣、北は水の氣、南は火の氣という対応を思い出してください。
例えば、次のように考えるとスッと決まります。
──こんな具合に、方角の氣と色を合わせると、植物の力が素直に広がります。
部屋が暗めなら明るいアイボリーで陰の偏りをカバー、強い直射が来るなら落ち着いたベージュで熱の暴れを鎮める、といった明度調整もコツです。
素材は陶器・素焼き・木製が相性よく、プラ製は軽快ですが使いすぎると氣が跳ねることもあるのでバランス重視で。 相性の良い色+自然素材+置き場所、この三位一体がいちばん効くんです。
ここからは具体の運用編。結論を先に言うと、基本色は「落ち着いた中間色+ちょいアクセント」です。例えば次のように使い分けます。そのポイントを深掘りする小見出しは3つです。
木の氣をさらに伸ばしたいので、グリーンやナチュラルウッドの鉢カバーが好相性。
仕上げに淡ブルーを差すと清涼感が出て、葉のツヤも映えます。
強い赤は木を焦がすイメージなので、アクセント小物にとどめるのが吉です。
金の氣を整えるなら、白・アイボリーをベースにシルバーをチラリ。
ここで黒を多用すると重たく沈むので、黒は5%の縁取り程度が安心。
黄みが強すぎると金が土に埋もれるので、淡クリームで軽さを出します。
北は冷えを緩和したいので、淡ピンクやベージュで柔らかさを演出。
南西・北東は土の場。ベージュ・淡黄・茶で着地を良くして、そこに少量の白で濁りを抜く、と覚えてください。
同じ鉢カバーでも、置く場所と目的が違えば選ぶ色は変わります。例えば次の3ケースを押さえれば、ほぼ網羅できます。
集中と明晰がテーマ。白・淡グレー・淡ブルーの鉢カバーでノイズを減らし、観葉の緑と対比で目を休めます。
差し色のシルバーは秩序感を生み、作業のリズムが安定します。
家族の団らんには、アイボリー・ベージュ・木目で安心感を。
クッションやラグに合わせて、鉢カバーへ淡黄を5%だけ足すと、会話があたたかく転がります。
強い赤は全体が落ち着かないので、小さなラインに留めるのがコツ。
玄関は第一印象。白+小さな金属色で浄化と凛とした空気を。
寝室は休息重視でベージュ・グレージュ、そこへ淡グリーンを一滴、という配合がやさしいです。
ここで改めて「五行」を軸に、色の配合を設計しましょう。鉢カバーは器なので基本は安定の役目。そこへ必要な氣を少量ブレンドしていきます。
──配色は「ベース70%・メイン25%・アクセント5%」が目安。ベースは白orベージュ、メインに木目or淡グリーン、アクセントで金属色or朱を点描、のように組むと安定します。
中国の伝承では、大地を司る神々が五色の土で世界を支える話が語られます。器は土の象徴で、天の色を受ける場でもありました。
神農が百草を嘗めて医を開いた逸話にならえば、植物は人を整える媒介で、器と色はその働きを呼び起こす鍵です。
だから現代の鉢カバーも、単なる容れ物じゃないんです。 色で「場」を整え、器で「根」を支え、植物で「氣」を巡らせる──この三段構えが暮らしをゆるやかに底上げしてくれますよ。
五行要約
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