玄関に鏡を置くと、ぱっと明るくなりますよね。
自分の姿を整えるだけじゃなく、風水的には「氣を整えるアイテム」としても重要なんです。
特に陰陽道や陰陽五行説の観点から見ると、鏡は「陰陽を映す器」なんです。つまり、良い氣も悪い氣も映し出して調整する働きがある。
風水では「玄関鏡の形」がその力の方向性を決めるとされ、選び方次第で運の流れがガラリと変わることもあります。
では、どんな形が理想なのか──古代の陰陽師たちが重視した「形の力」に迫ってみましょう。
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鏡の形は、そのまま氣の性質を表します。
中でも八角形の鏡は“全方位を整える調和の象徴”として有名です。
八角形は東西南北と四隅、計八方のエネルギーを均等に受け取る形。
この形の鏡を玄関に置くと、家全体にバランスよく良い氣を広げてくれます。
一方、丸形の鏡は氣の流れを円滑にし、対人関係や家庭運を良くする形。 四角形の鏡は安定をもたらし、邪氣を跳ね返す守りの役割を担います。
例えば、次のように形を選ぶと運気の方向が変わります。
──こんな具合に形ごとに意味を持たせることで、鏡がただのインテリアではなく“氣のツール”に変わります。
鏡の形だけでなく、置き方や枠のデザインも氣の流れに大きく影響します。
風水では、「形の整ったものが良い氣を呼ぶ」とされ、奇抜すぎるデザインや尖った角は避けた方がいいんです。
角がなく柔らかな形の鏡は氣を流しやすくしますが、枠が金属や黒などの強い素材だと氣を跳ね返してしまうこともあります。
木製やナチュラルカラーの枠と組み合わせると、より調和の取れた氣になります。
縦長の鏡は「木の氣」を持ち、成長や発展を象徴します。
反対に横長の鏡は「土の氣」とされ、安定や落ち着きを与えてくれるんです。
目的に合わせて形状を選ぶのが、風水の正しい鏡選びのコツなんです。
玄関で鏡をドア正面に置くのはNG。入ってきた氣を跳ね返してしまうためです。
左右どちらかの壁に配置し、人の動線を邪魔しない位置にかけると理想的です。
また、鏡が斜めに傾いていたり、頭が切れて映る高さに設置するのも避けましょう。形が良くても効果が半減してしまいます。
形にはそれぞれ、五行のエネルギーが宿ると考えられています。
鏡の形と五行の対応を意識すれば、空間の氣がさらに安定します。
──このように五行の視点で形を選べば、鏡は単なる映し道具ではなく“氣のバランサー”になります。
中国神話では、鏡は「天と地の境界を映す聖なる器」とされていました。
特に八角形は、八方の神々を象徴する形として「八卦鏡」という護符にも使われています。
天帝が八方の風を統べるとき、鏡の形を八角に象り、天地の秩序を整えたという伝承もあります。
つまり、八角形の鏡は“天の理（ことわり）を映す形”なんですね。
丸は天、四角は地、八角はその中間にある調和の象徴。
玄関に八角形の鏡を置くのは、まさに“天と地をつなぐ門”を開くようなものなのです。
五行要約
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