「何をやっても実を結ばない日」…ちょっとドキッとしますよね。
これが陰陽道で言う不成就日（ふじょうじゅび）です。名前からして明らかに「成し遂げられない日」なんですが、実は過ごし方さえ押さえておけば、そんなに怖がる必要はないんです！

 

このページでは、不成就日とは何なのか、そして「やってはいけないこと」や「むしろおすすめの過ごし方」まで、しっかりご紹介していきますよ！

 

 

不成就日とはどんな日？

不成就日とは、その名の通り「何を始めても実を結ばない」とされる陰陽道の凶日です。
月に3〜5日ほど巡ってきて、実は年に約48日以上もあるんです。現代ではだいたい8日おきぐらいのペースで訪れる計算ですね。

 

この日は、暦の中でもとくに新しいスタートを控えるべき日とされていて、結婚・開業・引っ越し・契約など「人生の節目」にあたるような行動はNGとされます。

 

しかも…！

 

一粒万倍日や大安と重なっても、その吉効果を打ち消すほど強い凶日とされてるんです！

 

やってはいけないこと

不成就日には、「スタート」に関わる行動は基本的に避けるのが鉄則とされています。

 

• 結婚式・入籍・プロポーズ：良縁が続かない、破談になるかも…？
• 契約・開業・起業：商売運や事業計画にケチがつくと言われます
• 引っ越し・転職・転居：運気の流れを乱すと考えられてます
• 宝くじや投資の開始：金運も「成就しない」と判断されがち

 

「なんだ、全部ダメじゃん！」と思った方、ご安心ください。
この日は「終わらせること」には、むしろ向いてるんです。

 

逆に向いている行動

意外かもしれませんが、不成就日は終止符を打つ行動には適しているんです。

 

• 契約の解除や退職：不本意な縁や職場からの卒業には◎
• 断捨離・掃除・整理整頓：不要なものを手放す日にぴったり
• 離婚・別れ：新しい道に進むための区切りとして

 

「始めるのはダメ。でも終わらせるなら良し」って、ちょっと哲学的ですよね。

 

おすすめの過ごし方

では、不成就日をどう過ごせばいいのかというと…キーワードはこれ！

 

「心身のリセットと準備の日」

 

たとえばこんな過ごし方が人気です。

 

• 計画を立てる：大きな一歩は控えて、準備や下調べに徹する
• 浄化風呂：粗塩や日本酒を湯船に入れて身を清める
• お香を焚く：邪気を祓って心を整える
• 手帳整理・目標見直し：未来に向けての再構築タイムに

 

つまり、「今すぐ動く」よりも「動くための余白をつくる日」なんですね。

 

気にしすぎず、柔軟に受けとめて

もちろん、「不成就日をどう受けとめるか」は人それぞれです。
中には「迷信だし気にしないよ〜」って人もたくさんいますし、普段どおりに家事や散歩をして過ごす分にはまったく問題ありません。

 

むしろ、焦って何かを始めるよりも、「今日はのんびりしようかな」って、ちょっと立ち止まるきっかけにしてみてはいかがでしょう？