陰陽五行説と方角|東西南北が意味するものとは

陰陽道では、方角ってただの「向き」じゃないんです。東西南北の四方それぞれにちゃんと意味があって、「気」や「運」や「自然の力」がそこに宿ると考えられてきました。これ、陰陽道が大事にしてる五行思想とばっちりつながってるんです。

 

古代中国から伝わったこの考え方は、家づくりや都市計画、さらには服の色や家具の配置にまで使われていたんですよ。

 

このページではその「東西南北」が、それぞれ何の五行に対応していて、どんな意味があるのかをわかりやすくかみ砕いて解説します!

 

 

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東は木行で「はじまり」と「若さ」を象徴

まずは。東は太陽が昇る場所ってことで、「新しい始まり」の意味があります。

 

陰陽五行ではに対応していて、木が芽吹いてぐんぐん育つイメージとつながってるんですね。だから、成長や発展、若さや勉強に関わる運気とされてます。

 

  • 対応する干支・十干:卯・甲乙
  • ラッキーカラー:青・緑
  • 風水的意味:発展運、仕事運、学業運

 

春のエネルギーもここに詰まっていて、木の芽が出るように、始めたいことにぴったりな方位とされてます。

 

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南は火行で「情熱」と「芸術性」を象徴

は太陽が真上に来る方角なので、陰陽的には陽の極み。熱い、明るい、燃えるといったの気が支配します。

 

だから、人気や直感、美容・芸術など「輝き」に関する運気を高める方向なんです。

 

  • 対応する干支・十干:午・丙丁
  • ラッキーカラー:赤
  • 風水的意味:名声運、芸術運、カリスマ性

 

人前に出る仕事とか、感性を活かす活動をする人は、この南のパワーを味方にすると◎。

 

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西は金行で「収穫」と「楽しみ」の象徴

太陽が沈む西は、一日の終わり=収穫の時間とされます。そして五行でいうと。これは「整える」「実る」といった意味を持ってます。

 

お金や人間関係、楽しさ、恋愛なんかの運気アップに関係する方位です。

 

  • 対応する干支・十干:酉・庚辛
  • ラッキーカラー:白・金・黄色
  • 風水的意味:金運、恋愛運、娯楽運

 

秋の実りとも重なるし、「努力の結果を手にする」って感じがする方向ですね。

 

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北は水行で「静けさ」と「再生」を象徴

は太陽が当たりにくい分、陰の力が強い場所。五行ではに対応します。水って流れるものだから、「秘密を守る」「柔軟に生きる」みたいなテーマとも結びつきます。

 

冷静な判断力や、再起をはかる力もここに宿ってるとされてます。

 

  • 対応する干支・十干:子・壬癸
  • ラッキーカラー:黒・紺
  • 風水的意味:金運、恋愛運、健康運、秘密保持

 

冬や夜と関わりがあることもあり、休息や充電にも向いた方角です。

 

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中央と斜めの方位はバランスや変化の象徴

さて、東西南北に対して、中央と斜めの方位(北東・南東・南西・北西)もちゃんと意味があります。

 

中央は土行で、全体のバランスや基盤を象徴。北東は「鬼門」と呼ばれたりするちょっと特殊な場所なんです。

 

  • 北東(土):変化・転居・改革の象徴
  • 南東(木火):人間関係・縁・結婚運
  • 南西(土):家庭・安定・健康
  • 北西(金水):出世・援助・指導者運

 

色の調和やアイテムの配置で、これらの方角の「気」をうまく整えるのが風水のテクニックなんです。

 

五行要約

 
  1. は「木」で若さや成長の象徴とされる!
  2. は「火」で直感や人気、美容に強く関わる!
  3. 西は「金」で収穫・金運・恋愛運アップに効果的!
  4. は「水」で再生・秘密・健康など深い運気を司る!
  5. 中央や斜めの方角にも土の意味があり、運勢の調整に重要となる!