
陰陽道では、方角ってただの「向き」じゃないんです。東西南北の四方それぞれにちゃんと意味があって、「気」や「運」や「自然の力」がそこに宿ると考えられてきました。これ、陰陽道が大事にしてる五行思想とばっちりつながってるんです。
古代中国から伝わったこの考え方は、家づくりや都市計画、さらには服の色や家具の配置にまで使われていたんですよ。
このページではその「東西南北」が、それぞれ何の五行に対応していて、どんな意味があるのかをわかりやすくかみ砕いて解説します!
まずは東。東は太陽が昇る場所ってことで、「新しい始まり」の意味があります。
陰陽五行では木に対応していて、木が芽吹いてぐんぐん育つイメージとつながってるんですね。だから、成長や発展、若さや勉強に関わる運気とされてます。
春のエネルギーもここに詰まっていて、木の芽が出るように、始めたいことにぴったりな方位とされてます。
南は太陽が真上に来る方角なので、陰陽的には陽の極み。熱い、明るい、燃えるといった火の気が支配します。
だから、人気や直感、美容・芸術など「輝き」に関する運気を高める方向なんです。
人前に出る仕事とか、感性を活かす活動をする人は、この南のパワーを味方にすると◎。
太陽が沈む西は、一日の終わり=収穫の時間とされます。そして五行でいうと金。これは「整える」「実る」といった意味を持ってます。
お金や人間関係、楽しさ、恋愛なんかの運気アップに関係する方位です。
秋の実りとも重なるし、「努力の結果を手にする」って感じがする方向ですね。
北は太陽が当たりにくい分、陰の力が強い場所。五行では水に対応します。水って流れるものだから、「秘密を守る」「柔軟に生きる」みたいなテーマとも結びつきます。
冷静な判断力や、再起をはかる力もここに宿ってるとされてます。
冬や夜と関わりがあることもあり、休息や充電にも向いた方角です。
さて、東西南北に対して、中央と斜めの方位(北東・南東・南西・北西)もちゃんと意味があります。
中央は土行で、全体のバランスや基盤を象徴。北東は「鬼門」と呼ばれたりするちょっと特殊な場所なんです。
色の調和やアイテムの配置で、これらの方角の「気」をうまく整えるのが風水のテクニックなんです。
五行要約