部屋の雰囲気を決めるのに、照明ほど大事なものってないですよね。
あたたかい光に包まれると気持ちもほっと落ち着くし、逆に白くシャープな光だと頭がすっきり冴える。
陰陽道や陰陽五行説では、光そのものが「陽の氣」を象徴するものとされ、古くから住まいの中で大切に扱われてきました。
風水的に見ると、「照明の色」は空間の氣を整え、心身の調和を保つ鍵になるんです。
陰陽師たちは、光と影のバランスを読み解くことで人々の暮らしを導いてきたといわれています。今回はそんな「照明の色」をテーマに、運気を高める選び方をわかりやすくかみ砕いて解説します。
|
|
|
照明は住まい全体の「陽の氣」を司る存在です。明るさが足りないと陰の氣がこもり、心身の不調や家庭内の停滞につながることもあるんです。
とくに玄関や廊下などは外から氣が入る重要な場所。暗いままだと良い運が入りにくくなるとされます。
そのため、照明は単なるインテリアではなく、空間の氣を動かすエネルギーの源と考えましょう。
例えば、次のような光の使い方を意識すると、氣の流れがぐっと良くなります。
──こんな具合に、照明の色温度を空間ごとに使い分けることで、家全体の氣のバランスが取れてきます。
特に暖色系の光は“陽の氣”を満たす最強カラーと言われていて、家庭運・健康運アップに欠かせません。
光の色は単に「明るさ」だけではなく、心理的な作用や氣の流れに直結しています。風水では「色＝氣の波動」とされ、選び方ひとつで空間が変わるんです。
玄関は家の“顔”。ここに柔らかい電球色の光を使うことで、外から入ってくる氣が穏やかになります。明るすぎず、温かみのあるトーンが理想です。
家族が集うリビングでは、複数光源で包み込むような明るさを意識しましょう。天井照明＋間接照明の組み合わせがベスト。優しい光が家庭運を高め、人間関係の氣も円滑にします。
寝室は安らぎの場なので、オレンジやベージュ寄りの暖色系が良いです。昼光色は交感神経を刺激するため避けたほうが無難。柔らかい光が眠りと運気を守ります。
照明は空間の「陽の氣」を生む重要な要素。部屋ごとに光のトーンを変え、暖色を上手に使えば、家全体に穏やかな運気が広がります！
照明の色を方角に合わせると、より深く氣が調和します。風水では各方位が五行の要素と結びつき、それぞれに合う色があるとされます。
木の氣を持つ方位なので、グリーン系やナチュラルな光色と相性が良いです。淡い緑のシェードや自然素材のランプもおすすめ。
火の氣を持つ南は明るく活発な運気を呼びます。少し強めの電球色で照らすと人気運・名誉運がアップします。
水の氣を持つこの方位は冷えやすいため、暖色の光で陰を和らげましょう。優しいオレンジやアイボリー系の光が吉です。
──これらの方角を意識するだけで、照明が単なる「明かり」ではなく、運気を導く道しるべになります。
方角ごとの照明カラーを意識すれば、五行の氣がバランスよく巡ります。光で“運をデザインする”感覚を大切にしましょう！
五行の理論から見ると、光は陽の象徴であり、空間に活力を与えます。一方で、過度な明るさや強い色調は“火の氣”が強すぎる状態となり、バランスを崩す原因にもなります。
この五行の調和を意識するなら、次のように照明色を分類すると分かりやすいです。
──こうして五行を意識して照明を選ぶと、家全体の氣が穏やかに循環し、暮らしそのものが調和していきます。
古代中国では、光は天と人をつなぐ神聖な存在とされました。太陽神「羲和（ぎか）」や月神「常羲（じょうぎ）」が陰陽のリズムを司り、昼と夜を調える──その考えが風水の光の理論にも通じています。
家の中で照明を整えることは、まさにこの宇宙の秩序を再現する行為なんですね。
つまり照明は“現代の太陽と月”。陽の光と陰の影を自在に操ることで、家庭の氣も自然と整っていくのです。
五行要約
|
|
|
