

クッションって、部屋の雰囲気をガラッと変えてくれる小さな主役ですよね。
でも陰陽道や陰陽五行説の考え方から見ると、それは単なるインテリアじゃなく、氣の流れを調整する“運を呼ぶ道具”でもあるんです。
風水では「クッションの形」が、金運や人間関係運、家庭運の流れを左右する大事な要素とされています。
実は陰陽師たちも、こうした「形」の持つエネルギーを巧みに使い、住まいの氣を整えてきたんですよ。
では、どんな形が運気を高めてくれるのでしょうか?
今回は、風水的におすすめな「クッションの形」について、やさしくお話ししていきますね。
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まず基本となるのが、丸い形と四角い形の違いです。
丸いクッションは「円=縁」につながる形で、金運や人間関係を円満に整えると言われています。
特にリビングや寝室の東・東南側に置くと、やわらかく穏やかな氣が広がるとされます。
一方、四角いクッションは「安定」「信頼」の象徴。角がしっかりしているため、家庭や職場の基盤を固めたいときにぴったりです。
例えば、次のように形別で使い分けるのが効果的です。
──こんな具合に、形を選ぶだけでもお部屋の氣の流れが変わります。
風水では、クッションの数にも意味があります。
偶数は「陰の氣」、奇数は「陽の氣」。
たとえば、2つ・4つなど偶数で並べると空間が穏やかになり、家族や来客がリラックスしやすくなると言われます。
逆に、1つ・3つなど奇数にすると、活発でエネルギッシュな雰囲気が生まれ、仕事運や魅力運を高める効果があるとされます。
落ち着いた雰囲気にしたいリビングや寝室では、偶数個をセットで。
丸型や淡い色のクッションを選ぶと、より穏やかな氣が流れます。
アクティブな氣を求める書斎やオフィスなら、奇数個のクッションがおすすめ。
特に四角形を組み合わせると、集中力や決断力を支える氣が強まります。
ソファの中央や両端にクッションを対称的に置くことで、氣の流れが安定します。
また、クッションの角が人に向かないように配置するのも大事なポイントです。角が人を刺激すると氣が乱れやすいので、角を外に向けるよう意識するといいですよ。
形と同じくらい大切なのが、素材とのバランスです。
天然素材(コットン・リネン・シルクなど)は氣をやわらげ、人工素材に比べて空間に自然なエネルギーを通します。
そして、形と素材が調和していることが、運を呼び込む最大のポイントなんです。
例えば、丸いシルククッションは金運アップに、四角いリネンクッションは安定感を与えるのに向いています。
素材と形を合わせて選ぶことで、部屋全体の氣がスムーズに循環していきます。
陰陽五行の視点で見ると、クッションは「土の氣」に属します。
家族の中心やくつろぎを支える役割を持ち、安定と調和を司る存在です。
この土の氣を整えるためには、他の四行とのバランスも意識すると良いとされます。
──こうして五行の氣を取り入れると、形の持つ意味がさらに深まります。
古代中国の神話では、天地創造を象徴する形として「円」と「方」がよく登場します。
天は丸く、地は四角い──つまり、円は調和、方は秩序を示すのです。
この思想が風水の形状論にも受け継がれ、クッションという身近なアイテムにも応用されているわけですね。
家庭に円を、基盤に方を。
円と角がそろう空間こそが、最も安定した氣を生み出す場と考えられてきました。
まさに「クッションの形」は、現代の暮らしに宿る小さな宇宙のバランスなのです。
五行要約
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