陰陽師が使用する札にはどのような意味があるのでしょうか。
霊符・呪符
陰陽師が使用する札といえば霊符(もしくは呪符)が有名です。霊符に名前が書かれた者が持ち歩くことで、その者の祈願を達成する力
白黒の勾玉を合わせたようなマークは「太極図(たいきょくず)」といい、「陰陽師のシンボル」として知られています。
黒色の部分は陰を、白色の部分は陽を表すことから、陰陽太極図とも呼ばれています。
陰陽それぞれの外観が魚をイメージさせることから、陰陽魚図(いんようぎょず)とも呼ばれます。
陰陽師のマークが黒白にはっきりわかれているのは、陰陽道には、『万物は「陰」の気を持つものと、「陽」の気を持つものに分けられる』という考えがあるからなんですね。古代中国から伝わった考え方です。その他太極図の意味には色々な説明がありますので、列挙しておきますね。
いかがでしょうか。陰と陽、どちらが良い悪いではなく、均等に存在する状態こそベストであるという考え方を体現しているのです。相反するエネルギーも均等になれば調和を生むということですね。
ちなみに同じく陰陽師のシンボル的マークに五芒星がありますが、太極図と五芒星は切っても切り離せない関係性があります。詳しくは太極図と五芒星の関係にて解説しています。