陰陽師のマーク「太極図」の意味とは?

陰陽師のマーク「太極図」の意味とは?

陰陽師のマーク「太極図」の意味とは?

 

白黒の勾玉を合わせたようなマークは「太極図(たいきょくず)」といい、「陰陽師のシンボル」として知られています。

 

黒色の部分は陰を、白色の部分は陽を表すことから、陰陽太極図とも呼ばれています。

 

陰陽それぞれの外観が魚をイメージさせることから、陰陽魚図(いんようぎょず)とも呼ばれます。

 

太極図の意味

陰陽師のマークが黒白にはっきりわかれているのは、陰陽道には、『万物は「陰」の気を持つものと、「陽」の気を持つものに分けられる』という考えがあるからなんですね。古代中国から伝わった考え方です。その他太極図の意味には色々な説明がありますので、列挙しておきますね。

 

太極図とは…
  • 陽極まれば陰に転じ、陰極まれば陽に転ずることを意味している。
  • 万物の陰陽が表裏一体であることを意味している。
  • 黒(陰)と白(陽)が同じ面積なのは、陰陽の調和を意味している。
  • 黒い部分が下降する陰の気を、白い部分が上昇する陽の気を意味している。
  • 黒い部分の小さな白点(陰中陽)と白い部分の小さな黒点(陽中陰)は、「万物に100%はない」ということを意味している。
  • 魚尾から魚頭に向かって広がっていくのは、気が生まれてから徐々に大きくなっていく様子を意味している。
  • 陰は陽を、陽は陰を飲み込もうとしている様を意味している。
  • 陽極まれば陰に転じ、陰極まれば陽に転ずることを意味している。

 

いかがでしょうか。陰と陽、どちらが良い悪いではなく、均等に存在する状態こそベストであるという考え方を体現しているのです。相反するエネルギーも均等になれば調和を生むということですね。

 

陰陽師のマーク「太極図」の意味とは?

ちなみに同じく陰陽師のシンボル的マークに五芒星がありますが、太極図と五芒星は切っても切り離せない関係性があります。詳しくは太極図と五芒星の関係にて解説しています。