
「今日はなんかやらない方がいい気がする…」
そんな直感、昔の人は暦を見てちゃんと理由づけしていたんです。それが凶日(きょうじつ)の考え方。
陰陽道では、自然界のバランスが乱れたり、神々の影響が悪い方向に働く日を「凶日」として避けるべきと考えられていました。
特に結婚、引越し、開業といった大事な決断には、凶日のチェックは欠かせなかったんですよ!
このページでは、そんな陰陽道における代表的な凶日の種類を、わかりやすく整理してご紹介します!
黒道(こくどう)凶日は、陰陽道の中でもとくに警戒される日。
これは白虎・天刑・朱雀・天牢・玄武・勾陳などの凶神がその日を支配しているとされ、婚礼・建築・契約・開業など、すべての重要な行動がNGとされています。
吉神が主宰する「黄道吉日」とは正反対の概念で、万事において慎むべき日という位置づけなんですね。
四離日(しりび)と四絶日(しぜつび)は、年に8日だけ訪れる季節の切れ目の凶日です。
これらの日は、陰と陽のバランスが崩れるとされ、引っ越し・結婚・新しい仕事の開始などには不向き。
昔の人は「気の流れが乱れる日」として、静かに過ごすよう心がけていたようです。
暦には「建・除・満・平…」と続く十二値日(十二建星)という日柄がありますが、その中でも以下は凶日に分類されます。
これらは、物事の流れを滞らせたり、縁を切ってしまう暗示があるため、前向きな行動は避けた方が無難とされています。
日本の暦注には、もっとダイレクトな名前の凶日があります。代表的なのがこちら!
これらの日は、結婚・引越し・葬儀・旅立ちなどあらゆる行事を避けるべきとされてきました。
「名前だけでちょっと怖い…」ってなりますが、それだけ昔の人が真剣に日取りを選んでいた証ですね。
最後に、陰陽道と風水で使われる擇日(たくじつ)学には、より細かい凶日体系が存在します。
つまり、万人共通の凶日と個人の命運に応じた凶日があり、どちらも使い分けるのが本来の選日法なんです。
五行要約