陰陽師の使用した護符の種類

陰陽師(おんみょうじ)が使う道具の中でも、とくに日常的に頼られていたのが護符(ごふ)。小さな札に、願いや呪力を込めて持ち歩いたり貼ったり――見た目は地味でも、実はめちゃくちゃ奥が深いんです。

 

このページでは、陰陽師が使用・関与した護符の種類を一挙に紹介!護符の構造や使い道、神社で今も授与されるものまで、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!

 

 

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基本の護符のスタイル

まずは、よく目にする基本的な護符からおさらいしましょう。

 

  • 御守(おまもり/おふだ):神社などで授与される護符。紙や布に神霊の力が宿され、身につけたり、家に置いたりします。
  • 霊符・刀印護符:陰陽道由来の霊的な札。文字や図形(特に刃の形=刀印)が描かれていて、病気や悪縁を祓うために使われます。

 

特に刀印は見た目がインパクトあるので、フィクション作品にもよく登場しますよね!

 

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目的別に使い分ける護符たち

護符は用途に応じてカスタマイズされるのが特徴。それぞれの願いや悩みに対応して、いろんなタイプが存在します。

 

  • 呪詛返し護符:呪いをはね返す力を込めた護符。攻撃より防御タイプ。
  • 生霊除け護符:生きてる人の怨念=「生霊(いきりょう)」を鎮めたり返したりする専用の札。
  • 縁結び・縁切り護符:良い縁を招き、悪縁を断つ。人間関係や恋愛系の願掛けで定番!
  • 病除け・健康守り:病気を遠ざけたり、回復を早めたりする祈願が込められている。
  • 金運・開運護符:運気の流れを良くし、財運・チャンスを引き寄せるタイプの護符。

 

つまり、護符って現代の「開運グッズ」そのもの。でも中身は、ちゃんとした呪術の流れに根ざしてるんです。

 

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陰陽道と晴明神社の護符

晴明神社で授与されている護符も人気があります。なかでも陰陽師の代名詞とも言える五芒星が入ったものは見逃せません。

 

  • 陰陽御守:陰陽マーク=太極図が描かれた御守。バランスや調和を象徴します。
  • 除魔シール:家や車に貼るタイプのステッカー護符。目立たず貼れるのが人気!
  • 晴明紋護符:五芒星入り。祈祷や結界、厄除けに使える「オールラウンダー」な札です。

 

京都の晴明神社に行ったら、ぜひ実物をチェックしてみてくださいね!

 

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九字護身法の護符も存在

陰陽師の呪術の中でも特に有名なのが、九字(くじ)切り。「臨・兵・闘・者・皆・陳・列・在・前」って聞いたことありますよね?

 

この九字と手印を組み合わせた護符も存在していて、術者の霊的防御を強化する道具として使われていました。

 

たとえば、

 

  • 呪術を行う前に九字護符を身に着ける
  • 手印を結びながら念じて結界を張る

 

など、術の補強パーツとしての役割があったんです。

 

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護符は「文字」と「意志」の融合体

護符の一番おもしろいところは、文字や図像そのものに霊力が宿るって考え方。

 

つまり、呪文や印を紙や札に書いて、それが霊的なスイッチとして機能する。現代のQRコードが情報を読み取るのとちょっと似てますね。

 

さらに、そこに術者の意志(祈願)が加わることで、初めて効力が発動するという仕組み。持ってるだけじゃなく、「込められた意図」こそが大事なんです!

 

五行要約

 
  1. 御守霊符は身近に使える定番の護符!
  2. 呪詛返し・生霊除け・縁切りなど目的別に多彩な種類がある!
  3. 晴明神社の護符は五芒星や太極図入りで人気が高い!
  4. 九字護符は手印や九字切りと組み合わせて使う呪術札!
  5. 護符は文字と祈願が融合した霊的ツールとして陰陽師の術を支えた!