
陰陽道(おんみょうどう)って聞くと、方角や暦、呪術のイメージが強いかもしれませんが、実は「数字」にもバッチリ陰陽の考え方があるんです!
昔の人たちは、「この数字にはどんなエネルギーが宿ってるか?」ってことを、暦や儀式、生活の中でとっても大事にしていました。とくに「奇数=陽」「偶数=陰」という基本ルールが、吉日選びや祝いごとにしっかり活用されていたんです。
このページでは、そんな陰陽道における数字の意味を、わかりやすく解説していきます!
陰陽道では、数字にもしっかり陰と陽の属性があると考えます。
つまり、奇数は「陽の気」を持つめでたい数とされ、特に儀式や祝い事の日取りには積極的に使われてきました。
たとえば、古くからある五節句(ごせっく)は全部「奇数が重なる日」に設定されていますよね。
この「陽数が重なる日」には、陽気が強まりすぎるから邪気を祓う必要がある――そんな風に考えられていたんです。
奇数の中でも、とくに3・5・7・9は縁起のいい数字として知られています。それぞれに意味があって…
中国では特に9は皇帝の数(九五の尊)とされ、日本でも「重陽の節句」として重視されてきました。
陰=悪という単純な話ではありません。偶数は安定や調和を生み出すエネルギーでもあります。
たとえば、
特に8は中国語の「発(繁栄)」に通じることから、商売繁盛の数字として超人気。日本でも末広がりという意味で重宝されてますね。
ただ、4は「死」との語呂合わせから嫌われがちですが、本来は四方・四季など自然の構造を整える数として大切にされていました。
陰陽道では、こうした数字の性質を日取り・方位・護符などに応用してきました。
たとえば、
現代でも、この陰陽数の考え方は、住所選び・車のナンバー・電話番号などの「縁起かつぎ」に密かに使われていたりします。
ただし、陰陽道では「奇数ばかりが良い」わけではありません。
たとえば「3+2」「7+1」などの組み合わせで、エネルギーの偏りを避けるという思想があるんです。これは人間関係や空間設計の中でも応用されてきました。
つまり、吉数=単独の力だけじゃなく、陰と陽が整ってこそ吉っていうのが、陰陽道の真骨頂なんですね。
五行要約