陰陽師の「ゆかりの地」とは|京都以外にもあるの?

陰陽師といえばやっぱり京都!特に晴明神社がある上京区なんかは有名すぎる聖地ですよね。でも実は、それだけじゃないんです。日本各地に安倍晴明や陰陽師にまつわる「ゆかりの地」がたくさん存在しているってご存知でしたか?

 

このページではそんな“陰陽師の痕跡”を、京都以外の地域も含めてご紹介。伝承・祈祷・墓所・神社など、ちょっとマニアックな旅の参考にもなりますよ。

 

 

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福井は晴明の子孫が住んだ聖地

まずは福井県おおい町名田庄。ここには、あの土御門家(安倍晴明の子孫)が応仁の乱を逃れて移住し、なんと現在も陰陽道の儀式が受け継がれているんです。

 

  • 天社土御門神道本庁が今も儀式を伝承
  • 暦作成や天文観測の伝統を維持
  • 暦会館などの資料施設もあり、学術的にも貴重

 

まさに“生きた陰陽道”が残る場所なんです。

 

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福島には晴明の祈祷伝承が残る

東北にも陰陽師の痕跡が。福島県福島市には2つの神社があり、それぞれに安倍晴明が関わったとされる伝承が残っています。

 

  • 杉妻稲荷神社:724年ごろ、大杉の祟りを晴明と蘆屋道満が鎮めたという話が伝わる
  • 福島稲荷神社:晴明が社を創建し、土地の未来を見通したとされる

 

まさかの蘆屋道満まで登場する、ダブル陰陽師伝説スポットです!

 

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東京・葛飾には五角形の陰陽結界が

関東にも見逃せない“聖地”があります。それが東京都葛飾区の五方山熊野神社

 

  • 晴明が直接勧請したとされる関東唯一の神社
  • 境内全体が五芒星に対応する五角形の結界になっている
  • 陰陽道の祈祷や儀式が今も行われる

 

まさに“歩ける結界”を体感できるスポットとして注目です。

 

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岡山・大阪には生誕伝説と墓所が点在

晴明の生誕地候補や、彼にまつわる墓・遺跡も西日本に複数あります。

 

  • 大阪市阿倍野:晴明の出生地伝承があり、安倍晴明神社が建立
  • 岡山県浅口市晴明塚・晴明井戸・晴明屋敷跡など関連地が集中
  • 広島県福山市:晴明霊社が現存し、地域に伝承が残る

 

いずれも“史実と説話の境界線”を旅できる魅力があります。

 

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フィクションにも影響を与えた全国の伝承地

近年の創作作品では、晴明や陰陽師たちが日本各地で活躍する舞台が増えています。そうした影響で“ゆかりの地”として認知される場所も増えてきました。

 

  • 伊勢神宮出雲大社:神々との交信・儀式の舞台として頻出
  • 貴船神社愛宕山:火の神・水の神との関係から登場
  • 熊野古道沿い(和歌山):妖怪封印伝説や滝での修行の話が残る

 

こうした伝承地は、今では「巡礼マップ」にも登場する観光スポットです。

 

五行要約

 
  1. 福井には晴明の子孫・土御門家が陰陽道を継承してきた!
  2. 福島では晴明と道満による祈祷伝説が伝わっている!
  3. 東京・葛飾の神社には五角形の結界構造が今も残る!
  4. 大阪・岡山など西日本にも生誕・墓所伝承が点在!
  5. 全国各地に伝説・創作由来の“陰陽師スポット”が存在している!