

寒い季節になると欠かせないのが「ファンヒーター」。
でも、ただ部屋をあたためるだけじゃなくて、実は風水的にすごく意味のある存在なんです。
ファンヒーターは「火」の氣を持つアイテム。つまり、陰陽道や陰陽五行説の考え方で言うところの「陽」のエネルギーを象徴しています。上手に配置すれば、家の中の氣を活性化して、明るく前向きな運を呼び込むことができるんですよ。
ただし、「ファンヒーター」は置く場所によって運気が大きく変わる家電でもあります。 陰陽師たちも、火を扱う場所には特に慎重だったとか。ここでは、風水的に見たファンヒーターの理想の置き方をわかりやすくかみ砕いて解説します。
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まず意識したいのが、ファンヒーターを置く方角です。
火の氣を扱うものは、家の中心や鬼門(北東)・裏鬼門(南西)には置かないことが基本なんです。
例えば、次のように、方角ごとに意味が変わります。
こんな具合に、東~東南が「火」を活かす吉方位とされています。 一方、鬼門線上(北東-南西)に置くと氣が乱れやすく、器具の故障やトラブルを呼ぶとも言われているんです。
方角だけじゃなく、部屋のどこに置くかも大事なポイントです。
ファンヒーターを壁や家具に近づけすぎると、熱がこもって氣の流れが滞ります。
特に窓の前やドアの真正面に置くと、せっかくの温かい氣が逃げてしまうんです。
おすすめは、壁から少し離し、背後に支えがある場所。
リビングの東側など明るく開放的な位置に置けば、家庭全体の陽の氣を広げる効果があります。
逆に、北側や閉鎖的な隅っこに押し込むと、「陰の氣」が溜まってしまうことも。
定期的に掃除をして、埃や湿気をためないようにするのも風水的には超大切です。
ファンヒーターの火の氣は強力です。
だからこそ、他の要素とのバランスを意識しておきたいんです。
例えば、次のような点に注意してみましょう。
こうした調整で、ファンヒーターのエネルギーをまっすぐ良い方向へ活かせるようになります。
五行の観点から見ると、ファンヒーターはまさに「火」の象徴です。
そのため、配置バランスは次のように考えられています。
五行を意識すると、火のエネルギーをうまく活かしながら、全体の氣の循環を整えられますよ。
中国の神話では、火は文明と繁栄の象徴でした。
特に「炎帝(えんてい)」は、人々に火を授け、暮らしを豊かにした神として語られています。
家の中に火の氣を正しく迎えることは、炎帝の加護を受ける行為にも通じるとされます。
ただし、制御を失うと「共工(きょうこう)」のように天地を乱す存在にもなりうる。
つまり、ファンヒーターを正しく配置することは、火の神の力を穏やかに宿すための儀式なんです。
現代の家庭においても、それは立派な「家の氣を守る知恵」と言えるでしょう。
五行要約
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