

家の中でいちばん長く過ごす場所──それがリビングです。
家族が集まって会話をしたり、くつろいだり、笑ったり。つまりリビングは「家の氣の中心」なんですね。
風水の考え方では、この空間の色が家庭運・健康運・人間関係運に強く関わるとされています。
だからこそ、「リビングの色選び」にはちょっとしたコツがあるんです。
陰陽道では、空間の陰陽バランスを整えるのが基本。
その理論をもとに、リビングは「明るく・調和的で・会話が弾む色」を選ぶことが大切とされます。
古くは陰陽師たちも、家の中心を整えることで全体の氣の流れを変える術を用いていたそうですよ。
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リビングは家のエネルギーが集まる「陽の空間」。
ここが暗い印象だと、家庭全体が沈んだムードになってしまいます。
風水的には暖色系のオレンジ・クリーム・淡いピンクが、家族の会話を促し、場の氣を温める色とされています。
また、グリーン・ライトグリーンなどの木の氣を持つ色は、安らぎと成長のエネルギーを与えます。
リビングの色は「明るさ」「穏やかさ」「自然の氣」──この三つを意識するのが鉄則です。
逆に黒や濃紺、グレーなどの重たい色は氣の流れを滞らせてしまうので、アクセントとして少し使う程度にとどめましょう。
リビングがどの方角にあるかによって、相性の良い色が変わります。
例えば次のように考えると、全体の調和がとりやすくなります。
──これらの色を基準にすれば、方角ごとのエネルギーが整い、リビング全体が自然に居心地の良い空間になります。
色は使い方次第で印象ががらりと変わります。
大切なのは「面積のバランス」と「アクセントの配置」です。
壁は明るめのベージュやオフホワイト、床は木目や淡いブラウンにすることで、穏やかで安心感のある雰囲気を作れます。
クッションやカーテンなどの小物に、グリーンやイエローを差し色で入れると、リズムが生まれ氣が巡りやすくなります。
どんな色でも、暗くて重たい印象になれば氣が滞ります。
太陽の光や照明を工夫して、明るく開放的に見せることも運気アップの秘訣です。
以上のように色と明るさを調整してあげると、まるで氣が常に息づいているような、やわらかい空間になりますよ!
リビングは「陽」の氣が集まる場所ですが、五行では土の氣が中心になります。
安定や調和を象徴する土の氣をベースに、他の氣を補うとバランスが整います。
──この五行の氣を意識して配色すれば、リビング全体が呼吸するようにエネルギーを循環させてくれます。
中国神話では、天地をつくりだした神「伏羲(ふっき)」と「女娃(じょか)」が、自然の秩序と家族の調和を象徴するといわれています。
この二柱は、天の陽と地の陰を結びつける存在。
つまり、リビングの色は“家族をつなぐ調和の象徴”でもあるんです。
火の赤・木の緑・土の黄・金の白・水の青──それぞれの氣を持つ色を少しずつ取り入れることで、家族の絆をより強く結ぶことができます。
五行要約
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