

昔から日本では「鬼門を汚すな」と言われてきましたよね。
北東の方角は鬼(邪気)が出入りする場所とされ、古くから恐れられてきました。
でも、ただ怖がる必要はありません。
正しく整えてあげれば、鬼門は“災いを遠ざけ、幸運を呼ぶ”パワースポットにもなるんです。
鬼門をきれいに保ち、守りのアイテムを置くこと。それが開運の第一歩です。
本ページではそんな「鬼門に置くといいもの」が、「風水」という文脈で持つ意味や効果について、簡潔に「五行」に分けて解説しています。陰陽道の自然観や陰陽五行説とも関係が深いこのテーマについて、家を守りながら福を呼ぶ知恵を一緒に学んでいきましょう!
|
|
|
鬼門の基本は「清め」と「守り」。
北東の方角に不浄なものや壊れた家具を置いてしまうと、悪い気が滞りやすくなるんです。
では、どんなものを置けば良いのでしょうか?
代表的なものは
という3つです。
水晶は鬼門の守護アイテムとして最も有名です。
透明な結晶が邪気を吸い取り、空気をクリアにしてくれます。
置くときはホコリをためないよう、こまめに拭き取るのがポイントです。
盛り塩は古来からの「結界」。
小皿に円すい状に盛って玄関や部屋の隅に置くと、悪い気を跳ね返します。
そして柊(ひいらぎ)や観葉植物。
トゲのある葉が魔を遠ざけ、緑の生命力が陽の気を呼び込みます。
枯れたまま放置すると逆効果なので、お世話は忘れずに。
鬼門に“清らかさと生気”を宿すこと。それが家全体の守りにつながります。
鬼門は繊細な方位なので、過剰な装飾や派手な色は避けたほうがいいです。
ポイントは「落ち着いた明るさ」と「静かな輝き」。
鬼門にあたる場所(北東側の玄関・トイレ・台所など)は、まず清掃を最優先に。
水回りなら特に湿気とカビを防ぐ工夫をしましょう。
そこに水晶や盛り塩を置くことで、悪い気をリセットできます。
白、ベージュ、淡いグリーンが◎。
白は浄化を、グリーンは生命力を象徴します。
逆に赤や黒など「強い気」を持つ色は鬼門では避けるのが無難です。
鬼門を“静かに輝く空間”に整えると、心まで穏やかに保たれます。
鬼門には、守りを象徴する置物を置くと良いとされています。
特に有名なのが「猿(さる)」と「龍(りゅう)」。
「猿」は“去る”に通じ、「災い去る」「悪気去る」の象徴。
笑顔の表情をした猿の置物を選ぶと、家の中に明るさが広がります。
「龍」は力強い守護の象徴で、特に金龍は財運にも効果的。
鬼門の方角に向けて置くことで、邪気を遠ざけ、エネルギーを循環させます。
さらに、日本ではお札を貼る習慣もあります。
これは「神の気」を呼び込み、鬼門を聖域化するという考え方なんです。
鬼門は“守りの扉”。祓いと感謝の心で整えましょう。
鬼門の方角(北東)は五行で土に属し、変化や転換を司るとされます。
不安定になりやすい方位だからこそ、他の要素との調和が大切です。
この五行バランスを意識すると、鬼門の気がやわらぎ、家全体に安心感が広がります。
中国では鬼門の守護を担うのが玄武(げんぶ)と蚩尤(しゆう)とされます。
玄武は北方を守る神獣で、水と土のバランスを司る存在。
蚩尤は戦神であり、邪気を祓う勇気と力の象徴です。
また、鬼門を司るとされる霊獣「騰蛇(とうだ)」も、変化と再生の象徴。
蛇が古い皮を脱ぐように、鬼門は“過去を脱ぎ捨て新しい運を迎える門”なんです。
鬼門を恐れず、敬って整えること。そこにこそ真の開運が宿ります。
五行要約
|
|
|

