部屋の壁に「水の写真」を飾ると、なぜか空気がしっとり落ち着く気がしませんか？
静かな湖や穏やかな波の写真を見ていると、心まで整っていくような感じがしますよね。
実はその感覚、陰陽道や陰陽五行説でもしっかりと裏づけがあります。
風水において「水の写真」は“氣の流れ”と“豊かさ”を象徴するモチーフで、家の運気を柔らかく循環させてくれるんです。
古代の陰陽師たちも、水の流れを観察しながら氣の通り道を整え、人々の暮らしを安定させていました。
つまり、水の写真を飾ることは、目に見えない“運の流れ”を調整する現代版の風水術なんです。
|
|
|
水の写真を飾るとき、まず注目したいのが方角です。
風水で「北」は水の氣を司る方位とされており、この方向に飾ると最もエネルギーが調和しやすいといわれています。特に、川・湖・滝などの水が家の中へ流れ込むように見える構図を選ぶと、良い氣を呼び込む効果が高まります。
逆に、水が外へ流れ出しているように見える写真は、せっかくの氣を“逃がす”とされるので注意。
また、流れが速すぎる・荒れた水面の写真も、エネルギーが乱れるため避けたほうがいいです。
穏やかな流れが家の内へと進む水の写真は、金運や発展運を育てる「氣の呼び水」となるのです。
水の写真を飾るなら、リビングや書斎、玄関付近が最適です。
人の目に触れやすく、気が流れやすい場所に置くことで“水の氣”が空間全体に広がります。
ただし、浴室やトイレなど水回りに飾るのは避けましょう。水と水が重なると、氣が乱れてしまうからです。寝室も同様で、強い流れや滝など動きの激しい写真は落ち着きを妨げるおそれがあります。
水のモチーフはもともと静のエネルギーを持つため、部屋の用途に合わせて配置を工夫すると良いです。
たとえば、仕事部屋には穏やかな湖を、玄関には澄んだ流れの川を選ぶと、バランスが取りやすいですよ。
水の写真をより効果的に飾るためには、フレームの色や壁のトーンにも気を配りましょう。
また、フレームが傾いていたり、ホコリがついていると運気が下がります。定期的に拭き掃除をして、常に清潔な状態を保つことが大切です。
壁いっぱいに大きな写真を飾るよりも、小さめの作品を2～3枚に絞って配置するほうが、氣の流れが穏やかになりますよ。
五行の中で水は「流れ」「柔軟性」「思考」を司ります。
そのため、停滞している運気を動かしたいときや、新しい流れを呼び込みたいときにぴったりのモチーフなんです。
五行の視点で見ると、次のような配置が理想的です。
つまり、水の写真を北に置くことで、五行の循環を自然に整え、家の氣をやわらかく流すことができるんです。
中国神話では、水は天地の循環と生命の根源を表す存在とされてきました。
特に「黒龍（こくりゅう）」は北を守る神獣として描かれ、豊かさと守護の象徴なんです。
この黒龍が司る北の氣がまさに「水の氣」。
そのエネルギーを取り込むために、古代では池や噴水を北に設け、家の氣の流れを安定させていたと伝わります。
水の写真を北に飾ることは、黒龍の流れを家の中へ招く行為。
それはつまり、日々の暮らしに静かな繁栄と安心をもたらす“祈り”でもあるのです。
五行要約
|
|
|
