安倍晴明にまつわる伝説的な逸話の数は圧倒的であり、そこから清明=最強の陰陽師というイメージが確立され、今や陰陽師の代名詞とも言える存在です。
ここではそんな清明の圧倒的存在感を確立するに至った数
安倍晴明は西暦921年2月21日この世に生を受けました。出身地についてはいくつか説がありますが、摂津国阿倍野(現・大阪市阿倍野区)に生まれたという説が最も有力です。
『葛乃葉(くずのは)伝説』において、摂津国阿倍野の安倍保名(あべのやすな)と、信太の森に住む女性に化けた狐との間に生まれた子が清明であることが語られています。
葛乃葉(くずのは)伝説の内容についてはリンク先で詳しく紹介していますが、狐は信太の森の稲荷大明神に仕えており、狩人に追われていたところを保名に助けられ、恩返しで人間の姿として姿を現したそうです。
また香川県高松市に、安倍晴明が神主をしていたという言い伝えがある冠纓神社という神社があります。この地が清明の出生地だとする説もあります。