

黒って、シックで落ち着いた印象がありますよね。
部屋に取り入れると空間が引き締まり、なんだか安心感が生まれる──それこそが黒色の持つ力なんです。
風水では、黒は「水の気」を持つ色。静けさや深さ、そして流れの安定を司る色とされています。だから、見た目の印象通り、どっしりと落ち着いたエネルギーを生み出してくれるんです。
そして、この黒をうまく使うことで、「信頼と蓄財の氣を育てる」効果があるとされているんですよ。
本ページではそんな「黒色」が、「風水」という文脈で持つ意味や効果について、簡潔に「五行」に分けて解説しています。陰陽道や陰陽五行説にもつながるこのテーマを、暮らしの中でどう活かせるか、一緒に見ていきましょう!
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黒は水の気に属し、「流れ」「蓄え」「知恵」「守り」を象徴します。
五行の中で水は“命を育む源”であり、動きを静め、深めるエネルギーを持っています。
だから黒には、“引き締める力”や“守る力”があるんです。
財布に黒を選ぶとお金が出ていきにくいと言われるのも、この「蓄える氣」を象徴しているから。
黒は表面的な派手さこそないものの、信頼や堅実さを支える力を秘めた、まさに「影の実力者」的な色なんですね。
黒ともっとも相性が良いのは北の方角。
北は水の気を司る方位で、落ち着き・貯蓄・安定の運気を育てる場所です。
北に黒色を取り入れることで、氣の流れを静かに整え、貯めるエネルギーが高まるとされます。
たとえば黒い花瓶や黒縁の鏡、ブラックの収納ボックスなどを北側に置くのが効果的です。
特に仕事面では「信頼運」を、金銭面では「貯蓄運」を支えてくれる頼もしいカラーです。
一方で、あまりにも黒を多用すると“閉じた氣”になり、運気が停滞することもあるので注意が必要です。
黒は空間に落ち着きを与える色ですが、使い方を間違えると暗くなりすぎてしまいます。
リビングや寝室などでは、小物や家具の脚、フレームなどに取り入れるとちょうどいいバランスになります。
また、北に黒を使うときは、白やベージュなど明るい色を組み合わせて、陰陽のバランスを取ることが大切です。
黒い壁やカーテンを大面積で使うより、アクセントとして加えるのが理想です。
そうすることで、空間が引き締まりつつも冷たくなりすぎず、氣の流れが心地よく整います。
五行の流れで見ると、水(黒)は木を育てる力を持っています。
つまり、黒のエネルギーが強まると、次の段階である“成長”の運気(木の気)が生まれるんです。
だから、黒を取り入れるときは、その後に木の気を持つ緑や観葉植物を合わせると理想的。
黒が安定を、緑が発展を生み出し、自然な循環ができるというわけです。
また、陰陽の観点では黒は陰の極み。
そこに暖色の明かりや金属の光沢を少し足すと、空間全体が調和します。
中国の神話では、黒は北方を守護する玄武の色。
玄武は、亀と蛇が一体となった神獣で、長寿・安定・守護を象徴しています。
北方=冬=静の氣。
黒はまさにその「静けさの中にある力」を体現する色なんです。
つまり、黒を暮らしに取り入れるというのは、玄武のように“守りと蓄えの氣”を味方につけること。
穏やかで強いエネルギーが、あなたの信頼運や貯蓄運を静かに育ててくれます。
五行要約
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