

照明って、部屋の雰囲気をガラッと変えますよね。
でも、陰陽道や陰陽五行説の考え方では、それだけじゃなく「運気」まで左右する重要なアイテムなんです。
灯りは、家の中で“陽の氣”を生み出す象徴。
つまり、照明の形や高さ次第で、空間に流れる氣のバランスが変わってくるというわけです。
風水的には、「照明の形」を整えることが氣の巡りを調え、明るい運気を呼び込む第一歩とされています。
そして昔の陰陽師たちも、光の扱いを「氣を動かす術」として重視していました。
今回は、そんな視点から“照明の形”をテーマに、運気アップのヒントをお話しします。
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まず知っておきたいのは、照明の形が氣の流れを作るということ。
丸みのある形は氣をやさしく循環させ、空間全体を穏やかなエネルギーで包みます。
逆に角ばった照明や、鋭いパーツが飛び出しているデザインは煞氣を生みやすく、氣がぶつかって乱れる原因になるといわれています。
“光の形が氣の形を決める”──これが風水の照明選びの基本です。
照明の形にはそれぞれ意味があります。
代表的な形を、空間との相性で見てみましょう。
丸形や楕円形は「調和」「安らぎ」「交流」を意味します。
柔らかい氣を放つため、リビングやダイニングに最適。家族の会話を明るくし、人間関係運を高めてくれます。
円柱形は「上昇」「成長」を象徴します。
天に向かうような形なので、前向きなエネルギーを引き出す効果があり、玄関やオフィスなど“新しい氣”を取り込みたい場所にぴったりです。
四角形は「安定」「秩序」を示しますが、角が鋭いと氣を乱すので、角を丸く処理したデザインが理想。
集中力を高めたい書斎や勉強部屋におすすめです。
──このように、形と場所を合わせることで、照明が放つ氣の質をコントロールできるんです。
形と同じくらい大事なのが素材と設置高さ。
天然素材(木・竹・ラタンなど)の照明は、自然界の氣を取り込みやすく、健康運をサポートしてくれます。
反対に、金属的すぎる素材や過剰に装飾的なものは氣の通り道を乱すことがあるため注意が必要です。
例えば、次のように考えるとバランスが取りやすいですよ。
──こんな具合に、素材と形を合わせて選ぶだけで、空間の印象と氣の流れが見違えるように変わります。
ただし、照明を吊るす高さにも注意を。
頭のすぐ上にぶら下がるような低いペンダントライトは、無意識に圧迫感を与え、氣の滞りを生む原因になります。
天井から適度に距離をとることで、心地よい“氣の通り道”ができますよ。
照明も五行のバランスで考えると、より効果的です。
丸形や楕円形は「金」、四角形は「土」、円柱形は「木」の性質を持つとされます。
つまり、置く方角や部屋の用途によって、形を使い分けることで氣の巡りを整えられるのです。
次のように意識すると分かりやすいですよ。
──このように五行を意識して形と方位を組み合わせることで、照明そのものが“運気のスイッチ”になるんです。
中国神話では、光は天の氣=生命の息吹を象徴します。
太陽神・羲和(ぎか)や炎帝の物語にも、光と形の調和が宇宙の秩序を保つ鍵として登場します。
円は天の氣を、方は地の氣を表すとされ、照明の形もこの理に通じています。
だから、丸形や円筒形の照明は“天の流れ”を、角の丸い四角形は“地の安定”を示しているんです。
つまり、照明の形を整えることは、家の中に“光の天地”を築くことにほかならないのです。
五行要約
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