
風水的に「北に置くといいもの」
風水で北は水の気を司り、冷えがちな空間に陽の要素を足すと調和が生まれると考える。観葉植物、丸い鏡、暖色系の布や照明の三点を軸に整えるのが実践的だ。清潔と明るさを保ちつつ素材や形を選べば、金運や信頼運の循環が整うだろう。

寒い季節、北側の部屋がなんだか暗くて沈みがち…そんな感覚、けっこうありますよね。
風水では北は水の気を持つ方角で、放っておくと冷えや陰が溜まりやすいとされます。
結論からいえば、北には「陽を足しつつ水の象徴を調える」アイテムを選ぶと、気の流れがやわらかく整うとされています。
本ページではそんな「北に置くといいもの」が、「風水」という文脈で持つ意味や効果について、簡潔に「五行」に分けて解説しています。陰陽道の自然観や陰陽五行説とも関係が深いこのテーマについて、生活に落とし込めるコツを探りながら一緒に学んでいきましょう!
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北は静けさと蓄えに関わる方位。ここを整える合言葉は「冷えを中和して巡りをつくる」です。
まずは結論から。
の3つが実践の主役です。
観葉植物は、陰に傾きがちな北へ小さな陽を呼び込みます。丸葉・艶葉の常緑を選ぶと安心。
丸い鏡は円=金の象徴で、光をやさしく広げて停滞した気を循環させます。
暖色の布や照明は、冷たさをやわらげ居心地を上げる即効薬。やさしい光がベストです。3点を重ねると、北の静けさは保ったまま「ぬくもり」と「巡り」が加速します。
ここからは置き方のコツです。むずかしい理屈は抜きで、サクッと整えましょう。
背の高すぎない中鉢を選び、土の鉢や木製スタンドで自然素材を足します。枯れ葉はこまめにカット。乾燥花は陰が強まるので北では避けましょう。
直径30~50cm程度のラウンド型を目線やや上に。映り込みで玄関や寝室の落ち着きを乱さない配置がコツ。強い直射やドア正対は避け、光を「拡散」させる感覚で。
ピンク、ベージュ、薄いオレンジのクッションやラグ、電球色のスタンドライトが相性良し。金属感が強いシェードは冷たさが勝つので、布・木・紙素材を優先します。
「金属だらけ」「寒色だらけ」にならないように、素材と色の偏りをチェックするのが仕上げです。
北は水の方位だからといって、水槽や噴水を大きく置くのは上級者向け。サイズ・場所を誤ると湿りや冷えが増えて逆効果です。
代わりにガラス花器や水紋の写真など「象徴」で表現すれば、失敗が少なくなります。
また、金属のチェストやスチールラックを多用すると冷え感が増幅。同じ収納でも木製に替える、金属は丸みある意匠で中和する、などで温度感のバランスがとれます。
最後に清潔と明るさ。ホコリは水の停滞と相性が悪いので、週一の拭き取りをルーティン化すると北の質が一段上がります。
北は五行で水。水は静けさと蓄えを司り、相生では金→水の流れで力を得ます。
ただし水を増やしすぎると陰が勝ちます。そこで土と木の少量ミックスで安定させるのがコツ。
この配合なら、静かな北らしさを壊さずに「巡り」と「温もり」を共存できます。
神話的には北は玄武が守る領域。堅固さと守りの象徴で、背後を固める発想は住まいでも大切とされます。
背もたれのある椅子や厚手のラグを北の壁際に添えると「後ろ盾」のイメージが生まれ、安心感が空間の基調になります。
静を保ちつつ、少しの陽で巡りを起こすのが北の極意。
神話の守護にならって、丸い鏡で光を受け、植物で息吹を足し、布と灯りで温度を整える…この3拍子で、北は頼れる拠点に変わります。
五行要約
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