

暑い季節に欠かせない家電といえば、やっぱり「扇風機」。
でも実はこれ、ただの涼を取る道具ではなく、陰陽道や陰陽五行説の観点から見ると、「氣を動かす風の神器」とも言える存在なんです。
風水的には、扇風機の色や位置が“氣の流れ方”を左右するとされ、ただ置くだけではもったいないんです。
古代の陰陽師たちは、風の通り道を整えることで邪気を払ったと伝えられています。現代の私たちも、その知恵を暮らしに応用して、心地よく運の巡る空間を作っていきましょう。
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風水では、扇風機の役割は「氣を循環させること」。
そのため、どの方角に置くかによって、運気の流れ方が変わると考えられています。
例えば、次のように方角と色の相性を意識すると良いですよ。
──こんな具合に、方角に合った色を選ぶことで「風の流れ=氣の流れ」もスムーズになります。
ただし、財位(お金の気が集まる位置)に扇風機を置くのはNG。
風が財の氣を吹き散らしてしまうとされているので注意が必要です。
“風の向きは運の向き”──これを意識するのが風水のコツです。
次に大切なのは、扇風機の「色選び」。
色にはそれぞれ五行のエネルギーがあり、部屋の氣を穏やかにしたり、活性化したりします。
どんな空間にも合う万能カラー。清潔・安定・調和を象徴し、氣の通り道を邪魔しません。特に寝室やリビングではこの色が無難でおすすめです。
自然の木の気を持ち、発展や調和を促します。東や東南に置くと、家庭内の交流が活発になりやすい色です。
金運アップを意識するならこの色。西側の部屋に置く扇風機にぴったりで、明るさと活力を引き出してくれます。
ただし、派手すぎる原色やメタリックな光沢色は氣を乱しやすいので控えめに。マット調や自然素材のデザインが理想です。
どんなに色が良くても、扱い方を間違えると氣の流れが乱れてしまいます。
扇風機は“風を起こす=氣を動かす”もの。だからこそ、位置や向きを意識することが大切です。
人に直接当てず、部屋全体に氣を回すように設定します。これは風水でいう「氣の拡散」と「循環」を両立させるコツです。
ホコリが溜まった扇風機は、運気の停滞を呼び込みます。
羽根や網目を定期的に掃除して、氣の通りを清潔に保つことが最優先。
使わない季節は、カバーをして湿気を防ぎましょう。
五行的には「風=木の気」なので、木を腐らせる湿気(陰気)とは相性が悪いんです。
五行で見ると、扇風機は「木の気」と「風の気(動)」の性質を持っています。
そのため、他の要素と調和させることでより良い氣の循環が生まれます。
──五行の要素を取り入れた配色で、扇風機は「風を運ぶ幸運の媒介」として働いてくれます。
中国神話で「風」を司る存在といえば、風伯(ふうはく)や飛廉(ひれん)。
彼らは天の命を受けて大地に風を送る神であり、風によって氣を巡らせ、天地を調和させたと伝えられています。
扇風機もまた、その象徴のひとつ。
人が作り出す風で、空間に氣の流れを生み出す道具なのです。
“家に風が通う”ということは、“運が通う”ということ。
その流れを整えることが、風水の本質なのです。
五行要約
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