

部屋の空気をサーッと動かしてくれる「扇風機」。
実はこのアイテム、陰陽道や陰陽五行説の視点から見ると、単なる家電ではなく「氣を動かす運気ツール」なんです。
風水で「風」は“縁”を意味します。つまり、扇風機は人と人、場所と出来事を結ぶ橋渡しの役目をしてくれるんですね。
特に陽の氣を巡らせたいなら、「扇風機」は東や東南の方角に置くのが吉とされています。
さらに古くから陰陽師たちも、風や空気の流れを読み取りながら氣の巡りを整える術を行っていたと言われています。今回は、そんな知恵を現代の暮らしに生かす「扇風機風水術」を紹介します。
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まず大切なのは、扇風機の役割そのものを理解することです。
扇風機はただ涼しさを得るためのものではなく、空気=氣を「動かす」存在。滞っていた運を呼び覚まし、空間に“息吹”を与えるアイテムなんですよ。
例えば、次のように設置すると氣の流れが良くなります。
これらの方角は、それぞれ特定の「氣」と結びついており、扇風機の風を通すことでその力が強まると考えられています。 特に東南の風は“人と人をつなぐ縁の風”とされ、良い出会いやチャンスを運んでくれるといわれます。
方角が決まったら、次に注目したいのは「置き場所」です。
気の流れが悪い部屋の奥や家具の後ろなどに設置すると、停滞した氣を動かしてくれます。
ただし、風を直接人に当てるのはNG。首振り機能を使って、空気をやさしく巡らせるようにするのがポイントです。
また、扇風機が汚れていると、埃や悪い氣まで一緒に拡散してしまうので、定期的な掃除も運気アップの秘訣です。
使うタイミングとしては午前中がベスト。陽の氣が強くなる時間帯に扇風機を回すことで、部屋全体がすっきりとした明るい氣に包まれます。
部屋ごとに見ると、扇風機の最適な場所も少しずつ違ってきます。
こんな具合に、部屋ごとに氣の流れを意識して置き方を工夫すると、全体の運気が自然と整っていきます。
五行の観点で言えば、扇風機は「木」と「金」の要素を併せ持っています。
木は「風を生み出す力」、金は「循環と整理」を象徴するからです。
このバランスを整えるために、方角ごとにおすすめの設置があります。
このように五行に沿って配置すると、扇風機が放つ風が空間全体に調和をもたらし、バランスの取れた氣の流れをつくります。
中国神話では、風を司る神として「風伯(ふうはく)」が知られています。
彼は天帝の命を受けて、世界の氣を動かす役目を担っていました。
つまり風とは、天地の氣を巡らせる神聖な力。 扇風機を置くという行為は、風伯の力を借りて家の中の氣を整える儀式ともいえるのです。
現代の家電の中にも、こうした古代の叡智が息づいていると思うと、ちょっと面白いですよね。
五行要約
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