

家やお店の入口でよく見かけるアーチ型のデザイン。
丸いカーブがどこか柔らかくて、見るだけで心がほっとしますよね。
実はこのアーチの形、風水的にも特別な意味があるんです。
風水では、形そのものが氣の流れを変える力を持つとされます。
アーチ型は、その中でも氣を上へ、やさしく導く形。
直線のように強く主張せず、角がないことで圧迫感を和らげ、空間に穏やかな動きを作り出すんです。
アーチ型は、「流れをつくる形」であり、「変化と調和の象徴」。
本ページではそんな「アーチ型」が、「風水」という文脈で持つ意味や効果について、簡潔に「五行」に分けて解説しています。陰陽道や陰陽五行説と深くつながるこの形の力を、身近なインテリア例を通して探っていきましょう!
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アーチ型は、氣の通り道をやわらげる役割を持っています。
角がないことで、エネルギーがぶつからず、自然な循環が生まれるんです。
たとえば、玄関や廊下の入口をアーチにすると、入ってくる氣が上向きに流れ、明るく軽やかな印象を与えてくれます。
一方で、あまりに丸みが強いと氣が滞りやすくなり、動きが鈍くなるとも言われています。
つまり、アーチ型は“氣を導く通路”として使うのが理想。
空間全体の氣の流れを調整する「中継地点」なんですね。
アーチ型を使うなら、入口・通路・窓など、氣が通る場所がベスト。
リビングや玄関の入口に取り入れると、氣の動線がやわらかくなり、来客を温かく迎える雰囲気になります。
ただし、寝室や書斎など「静」の氣を求める場所では、アーチ型が陰の氣を強めてしまうこともあるので注意が必要です。
活動的な空間では〇、休む空間では△と覚えておくと良いでしょう。
アーチ型は意外と私たちの生活の中にたくさんあります。
たとえば、教会や美術館の天井、カフェの入口、アーチ型の鏡や窓、ランプシェードのカーブなど。
アーチには、「移り変わり」や「門出」という象徴的な意味もあります。
玄関アーチは「外から内へ」、店のアーチは「日常から特別な空間へ」といった、氣の変化点を表しているんですね。
また、アーチ型の鏡やランプなどを使うと、光や氣が上へと広がり、室内が明るく見える効果もあります。
ただし、過度に丸い形ばかりだと氣が滞るため、直線や角のある家具と組み合わせることで空間が引き締まります。
陰陽五行説で見ると、アーチ型は「水」と「金」の性質を併せ持ちます。
曲線は水のように流動的で、金属のアーチは金の氣を象徴します。
つまり、アーチは流れと完成、柔軟と安定のバランスを取る形なんです。
西・北西(=金の方位)にアーチ型の開口部を作ると、人間関係や金運が安定しやすいと言われます。
反対に、南(=火の方位)では氣の相剋が起こりやすいので、形を直線的にするのがおすすめです。
古代中国では、空そのものを「天のアーチ」と見立てていました。
天円地方という言葉があるように、天は丸く、地は方である。
このアーチ状の天は、生命を包み、氣を循環させる象徴だったんです。
また、虹の形も古代では「天の橋(アーチ)」とされ、神々と人を結ぶ通り道と信じられていました。
つまり、アーチとは天地をつなぎ、氣の循環を起こす形。
風水でアーチを取り入れることは、天の氣を招き入れる行為そのものなんですね。
現代の住まいでも、このやさしい曲線を意識することで、自然のリズムと調和した空間づくりができるのです。
五行要約
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