「シダ」の風水的意味&理想の置き場所・方角

「シダ」の風水的意味&理想の置き場所・方角

シダは気の滞りを浄化し、静けさと調和を生む植物と捉える。東・東南に置けば木の気が伸び、北では湿潤性と相まって安眠や思索を助けるとする。過湿や無風は陰気を増すため環境管理を整え、葉姿を健やかに保つことが開運の要となる。

青々と気を洗う!風水で見る「シダの力」と清浄配置術

森の足もとでふわっと広がるシダの葉を思い浮かべてみてください。重なり合う緑が空気をやさしく濾過しているみたいで、見ているだけで深呼吸したくなりますよね。


風水でも、そんな印象そのままに、シダは「滞った気を浄化する」役目を担う植物と語られてきました。湿り気を好み、静かな所で伸びる性質が、空間の乱れを鎮めて清浄な流れをつくるからです。


つまりシダは、暮らしに“静かな循環”を取り戻すためのグリーンです。


本ページではそんな「シダ」が、「風水」という文脈で持つ意味や効果について、簡潔に「五行」に分けて解説します。陰陽道の自然観や陰陽五行説とも関係が深いこのテーマについて、日常で使える配置の勘どころを探りながら一緒に学んでいきましょう!



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風水に基づく「シダと浄化の関係」

シダは重なり合う羽状の葉で空気を撫でるように動かし、室内の停滞をほどくと考えます。


とくに玄関や廊下のような「気の通り道」に置くと、外から入る雑多なエネルギーをやわらげて、穏やかな循環へと転じる働きが期待できます。


書斎や学習スペースでは、伸びやかな葉姿が「成長」「向上心」の気を後押ししてくれます。


  • 玄関・廊下に置いて入ってくる気を整える
  • 書斎に置いて集中力と継続力を支える
  • 洗面・浴室で湿度と浄化のリズムをつくる


過湿や無風は逆効果になりがちなので、風通し清潔の管理は小さくても確実に、がコツです。


シダは“静かにほどく浄化役”、空気の質を育てるグリーンなのです!


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代表色と空間に生かす「置き場所の使い方」

おすすめは東・東南です。ここは木の気が伸びる方位で、シダの「発展と再生」の性質が素直に働きます。


安眠や内省を整えたいならの静かな一角へ。湿潤性と相性がよく、寝室やワークコーナーの過度な刺激を和らげる配置になります。


リビングでは人の動線から半歩外した場所に。葉が人の動きに触れすぎると、せっかくの鎮静の気が乱れるからです。


  • 直射日光やエアコン直風を避ける
  • 鉢まわりを片づけ、物を密集させない
  • 受け皿の水は溜めっぱなしにしない


葉の艶や密度はそのまま気の充実度。こまめな霧吹きや埃取りで瑞々しさを保つと、空間の印象まで軽やかになります。


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形と方角で磨く「シダの調和」

シダの「重なって広がる形」は、風水でいう“気を掴み、留め、整える”動きに似ています。
だからこそ、置きすぎて詰ませるのは禁物。気が飽和すると陰の層が重くなり、逆に停滞を招きます。


鉢は陶器など重心が安定するものが好適。色は白・生成り・淡い緑など「清澄」を感じるトーンが、浄化の印象を底上げします。


試しに月初と月半ばで向きをわずかに変え、葉先が光へ伸びやすい角度に。微差ですが、部屋の“気の通り”は確かに変わります。


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陰陽五行で見る「シダとバランス」

五行の観点では、シダは主に木の気を担い、湿り気を好む性質が水の気と響き合います。ここに少しの土・金・火を添えると循環が整います。


この数字を持つ人や環境には、次のような「五行」の整え方が有効です。


  1. 木:シダ本体が成長と再生を担い、発展運を呼ぶ
  2. 火:温白色の照明をそっと足し、冷えを和らげる
  3. 土:陶器鉢やコルク受けで湿の奔りを安定させる
  4. 金:鏡やメタル小物を少量、空気の循環を反射で補助
  5. 水:北側の湿度や霧吹きで瑞々しさを維持し浄化を助長


五行が噛み合うと、シダの鎮静と発展が同居し、凪いだ空気と前向きな動きが同時に息づきます。


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中国神話に見る「緑の守りと循環の秩序」

中国神話には、山川草木が人を守るという物語が数多く伝わります。なかでも森の精霊に導かれて道を清める説話は、繁る葉が邪を吸い、清らかな路を取り戻す寓意として語られてきました。


室内のシダもまた、その縮図。葉の重なりが音なく働き、混ざった気をふるいにかけて静かな秩序へと戻します。
日々の手入れに応えるように、空間は穏やかさを取り戻し、人の心も自然と深い呼吸へ向かいます。


緑は難を隠し、葉は道をひらく──シダは静けさで家を守る守護草なのです!


五行要約

 
  1. シダは滞りをほどき、空気と気を浄化するとされる。
  2. 東・東南は発展、北は静穏と安眠を助ける配置となる。
  3. 直射・無風・過湿を避け、葉の艶と密度を保つことが要。
  4. 木を主軸に水・土・金・火を少量ずつ補って循環を整える。
  5. 物を詰ませず空間を軽く保てば、鎮静と成長が同時に育つ!


本記事の内容は、古来の風水思想や陰陽五行説に基づく一般的な考え方を紹介したものです。効果や結果を保証するものではなく、信念や暮らしの工夫の一助としてお楽しみください。