

キッチンの中で毎日活躍する「冷蔵庫」。
実はこの家電、陰陽道や陰陽五行説の考え方から見ても、ただの“収納庫”ではないんです。
冷蔵庫は水を扱う家電なので、風水的には「水の氣」を持ち、家庭の繁栄や健康を司る象徴とされます。
つまりその配置ひとつで、家全体の運気の流れが変わるとも言われているんですよ。
そして、古くから陰陽師たちも、火と水の氣のバランスを見極めることで家の安定を図ってきました。
この記事では、そんな冷蔵庫の置き方や方角の選び方を、風水の視点からわかりやすく解説していきます。
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まず意識しておきたいのは冷蔵庫の方角です。
風水では、冷蔵庫は「水の氣」を持つため、穏やかで落ち着いた方位と相性が良いとされています。
例えば、次のように、
こんな具合に、冷蔵庫の置き方ひとつで家の氣の流れが変化すると考えられています。
ただし、鬼門(北東)や裏鬼門(南西)は慎重に扱う方角。掃除を怠らず清潔を保つことで氣の乱れを防ぎましょう。
冷蔵庫を「北」や「東南」に配置することで、家の蓄えと安定が生まれる!
キッチンにはコンロや電子レンジなど火の氣を持つ家電が集まります。
冷蔵庫をそれらのすぐ隣に置くと、水と火の氣がぶつかって、金運や健康運を下げるおそれがあるんです。
理想は、冷蔵庫とコンロの間に作業台や収納棚をはさむ配置。これで氣が緩衝され、全体のバランスが整います。
また、冷蔵庫の上に電子レンジやトースターを置くのも避けたいところ。水の氣が火に圧されてしまい、エネルギーが乱れる原因になります。
キッチンは「火」と「水」の氣が交わる特別な空間。お互いの氣をぶつけず調和させることが、運気を整えるコツ!
方角だけでなく位置も重要です。
ドアの真正面や通路の線上に置くと、せっかくの良い氣が入ってすぐに流れ出てしまうんですね。
壁沿いや少し奥まった場所に設置することで、氣をしっかりと留められます。
さらに、冷蔵庫の内部や扉まわりの整理整頓も風水では大切なポイント。
扉にメモやマグネットをたくさん貼ると、氣の入口が塞がれて運気が滞るとも言われています。
冷蔵庫を使いやすく、そしていつも清潔に保つこと。これが最も現実的で効果的な風水対策なんです。
五行で見ると、冷蔵庫は「水」の性質を持ちます。
そのため、火の氣を持つコンロと離し、木や土の氣を介してバランスを取るのが理想です。
例えば、次のように調整すると良いでしょう。
五行の力を意識して配置すれば、冷蔵庫が家全体の氣の循環を助ける存在になります。
中国神話では、火と水の神がせめぎ合いながらも、世界の均衡を保つ物語が多くあります。
たとえば「共工」と「祝融」は、まさに水と火の対立を象徴する存在。
この二つの力が釣り合うとき、天地は安定し、人々の暮らしも穏やかになるとされました。
冷蔵庫も同じで、“冷”と“熱”が調和したとき、家庭の氣は豊かに循環するのです。
つまり、冷蔵庫の配置は小さな家電の問題ではなく、家庭という宇宙のバランスを整える象徴でもあるのです。
五行要約
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