

ゴミ箱って、なんとなく部屋の片隅に置いてませんか?
でも実は、陰陽道や陰陽五行説の考え方で見ると、ゴミ箱は“氣の出口”を担う重要な存在なんです。
風水では「ゴミ箱の色や素材」が、悪い氣を溜めずに流すためのカギとされていて、置き方や選び方ひとつで空間のエネルギーが変わると言われています。
そして古代の陰陽師たちも、穢れや陰の氣を祓う際には器や布の色にこだわり、五行の調和を保ってきました。
今回はそんなゴミ箱の風水を、方角・色・素材・配置の視点からわかりやすくかみ砕いて解説します。
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まず覚えておきたいのは、ゴミ箱は“氣を溜める器”だということ。だからこそ、その方角に合った色を使って陰の氣をコントロールすることが大切なんです。
方角別に見ると、こんな色が調和をもたらすとされています。
──このように、方角と五行の性質を組み合わせることで、ゴミ箱が持つ「陰の氣」を無理なく整えることができます。
ポイントは“方角に逆らわない色”を選ぶこと。自然な調和こそが風水の本質です。
色だけでなく、素材も重要な風水ポイントです。ここを押さえておくと、氣の流れがぐっと軽くなります。
木製や竹製のゴミ箱は「木の氣」を持ち、自然と調和するので吉とされます。反対にプラスチック製は「火の氣」が強く、金運を燃やす恐れがあるとも言われています。
ステンレスやブリキなどの金属製は、金の氣を呼び込み浄化力が高いアイテム。特に西や北西に向いた部屋にはぴったりです。
派手な赤・オレンジ・紫などは氣が乱れやすく、特にキッチンや玄関などでは避けた方が良いとされています。落ち着いたトーンを選ぶのがコツです。
ゴミ箱は“陰の氣の受け皿”。木や金属など自然素材を使い、落ち着いた色味にまとめることで氣を静かに流す効果があります。
どんなに良い色でも、置く場所や扱い方が間違っていると運気を下げてしまいます。配置とお手入れも、風水では大切な要素です。
玄関やリビング中央、ベッドサイド、窓際、部屋の角はNG。これらは氣の流れを滞らせるため、できるだけ視界に入らない位置に置きましょう。
蓋があるだけで、陰の氣が部屋中に広がるのを防げます。臭いや見た目の面でも安心ですね。
ゴミをためすぎると「氣が淀む」原因になります。こまめに空けて、軽やかな空気を保つことが開運の近道です。
風水では「溜めないこと」が最も大切。ゴミ箱を清潔に保ち、陰の氣を溜めない習慣こそ、最強の浄化法です。
五行で見ると、ゴミ箱は「土の氣」を持ちます。不要なものを受け止め、再び自然に還す“中和の象徴”とも言える存在です。
色や方角を五行に合わせると、よりスムーズに氣が循環します。
──このように、五行の相生関係を意識して選ぶことで、ゴミ箱が「氣の循環」を助ける存在へと変わります。
中国神話では、“穢れ”は決して悪ではなく、再生のために必要なエネルギーと考えられていました。
例えば、女娃(じょか)が土から人を創った物語は、まさに「不要なものが新しい命へと変わる」ことを象徴しています。
現代のゴミ箱も、同じように“陰を陽へと転じる場”なんです。
汚れた氣を受け止め、それを外へ流すことで家全体の氣がリフレッシュされる。
つまり、ゴミ箱は現代に残る“小さな祭壇”のような存在。
そこに正しい色と心を込めれば、暮らしの中で自然と氣が整っていくのです。
五行要約
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