

家の外に出たとき、ふっと感じる空気の心地よさってありますよね。
その“心地よさ”こそが風水でいう「氣の流れ」の表れなんです。
実は庭や外構の色づかいひとつで、この氣の流れは大きく変わるんです。 陰陽道や陰陽五行説の考え方では、自然界の色が持つエネルギーを調和させることが、空間全体のバランスを整える鍵だとされています。
つまり、風水的には「庭・屋外の色」は、運気を動かす大切なスイッチというわけなんです。
陰陽師たちも昔から、方角や色の力を読み解いて、家の外観や植栽を整えることで“氣の通り道”を作っていたんですよ。
今回はその「庭・屋外の色選び」について、風水の視点からわかりやすくかみ砕いて解説します。
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庭づくりの第一歩は、家の中心から見た方角を意識することです。方角ごとに合う色を取り入れると、自然と氣の流れが整いやすくなります。
例えば、次のように色を使い分けるのがポイントです。
──こんな具合に、方角に合わせて植栽や外構の色味を調整することで、庭が「運気を呼び込む場」になります。
特に黄色は“金の気”を象徴し、夕日が差す西側に配置すると金運がぐっと上がると言われます。
庭や門まわりは、家全体の「顔」でもあります。派手すぎる色使いは氣を乱すので、落ち着いた色をベースにして、少量のアクセントカラーを加えるのが理想です。
外構やフェンス、床材には白・淡ベージュ・グレー系などの中間色が好まれます。これらはどの方角にも合いやすく、空間全体の調和を保ってくれます。
門扉やポスト、プランターなど小物に、ラッキーカラーを差し色として取り入れましょう。彩度の高い色は少量でも強い氣を生みます。
黒や深い青などの暗色を広範囲に使うと、陰の氣が強まり、氣の流れが停滞してしまうことも。特に北側の庭では暖色系をアクセントにして陰を和らげるのが良いです。
庭や屋外の色は、落ち着いたベースカラーを基本にしつつ、方角ごとのラッキーカラーを差し色で取り入れるのがコツ。色の強弱で氣のバランスを整え、明るく調和のとれた空間に仕上げましょう!
植物や素材の色は、庭全体の氣を左右します。
木や石、花の色をどう組み合わせるかで、空間がぐっと生き生きしてくるんです。
赤い花は火の気を、白い花は浄化の気をもたらします。緑の葉は木の気で、生命力を高めてくれる存在。
ウッドデッキや自然石など、自然に近い素材を選ぶと氣が安定します。特にベージュや茶色など土の気を持つ色は、安心感と安定を与えるんです。
自然の緑をベースに、色鮮やかな花やアクセントを加えると、氣が滞らず循環します。植えすぎや強すぎる色調を避けることが、調和の鍵です。
庭の植栽や素材は、自然の色味を中心に構成すると安定の氣が生まれます。木・火・土の気を意識した組み合わせで、生命力あふれる庭を整えましょう!
陰陽五行の観点から見ると、庭は家の外に氣を循環させる装置のような存在です。
それぞれの五行がバランスよく混ざると、旺気(おうき)が高まり、運がめぐりやすくなります。
──この五行を意識して庭に色を取り入れると、陰陽のバランスが整い、穏やかで力強い氣が巡るようになります。
古代中国では、大地そのものが五色で構成されていると考えられていました。青龍・朱雀・白虎・玄武という四神が東西南北を守り、それぞれが色と方角を司るのです。
青龍は東を守る青(木の気)、朱雀は南の赤(火の気)、白虎は西の白(金の気)、玄武は北の黒(水の気)を象徴します。
庭の色選びも、まさにこの神話的な思想を現代に受け継いだものなんですね。
庭の色彩とは、四神が宿る「小さな宇宙」を作る行為。
自然と調和しながら運を呼び込む、そんな神秘的な空間づくりなのです。
五行要約
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