

ふとお気に入りの「絵」を壁に掛けたとき、部屋の空気がふわっと明るくなったように感じたことはありませんか?
それこそが、絵が放つ「氣(エネルギー)」の働きなんです。
風水では、絵を飾る場所やモチーフによって、家全体の氣の流れを整えたり、運を呼び込んだりする効果があると考えられています。
つまり絵は“空間の気のスイッチ”。気分だけでなく、家そのもののエネルギーにも影響を与えてるアイテムとされているんですよ。
本ページではそんな「絵」が、「風水」という文脈で持つ意味や効果について、簡潔に「五行」に分けて解説しています。
陰陽道や陰陽五行説とも深く結びつくこのテーマを、日常のインテリア感覚で楽しく学んでいきましょう!
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絵をどこに飾るかって、実はすごく大事なポイントなんです。
風水では、方角によって流れる氣の性質が異なるため、飾る絵のテーマや色を合わせると運気がアップします。
たとえば──
──といった具合に、方角ごとの氣に合わせた絵選びが、幸運を呼ぶカギなのです。
絵の飾る場所も侮れません。 玄関に飾るにせよ、リビングに飾るにせよ、寝室に飾るにせよ、以下のような工夫をすることで、その効果も変わってくるといわれています。
玄関の真正面に大きな絵をドンと飾ると、入ってくる氣の流れを遮ってしまうとされます。だから少し斜めや側面にずらすのがコツ。
リビングなら、家族が集まる空間なので、明るく楽しいモチーフの絵がぴったり。会話や笑顔を自然と増やしてくれます。
寝室には静けさや安らぎを感じる風景画や穏やかな色合いが理想的。刺激的な絵は、落ち着きを乱すこともあります。
さらに風水では、絵の高さも重要視されていて、地面から145~150センチほどに中心がくるように飾るのがベストとされています。
その上で、ソファの上など家具とのバランスを意識して飾ると、空間全体の調和が生まれますよ。
「高さ」「位置」「テーマ」の三拍子をそろえることが、風水的に最強の配置なんです。
絵の内容そのものにも氣を動かす力があります。
自然風景、花、穏やかな動物などは「良い氣」を増やしますが、嵐や戦い、猛獣などの絵は「乱れた氣」を呼び込みやすいので避けましょう。
中国では山水画が好まれます。山は「後ろ盾」、水は「財の流れ」を意味し、水が家の内へ流れている構図が理想。
また、個人の五行バランスに合わせて絵を選ぶとより効果的。たとえば「木の人」なら樹木、「火の人」なら太陽、「水の人」なら湖の絵が向くといわれています。
絵は単なる装飾ではなく、自分の氣質を整える“鏡”のような存在なのです。
風水における絵の効果は、陰陽五行説の考え方にも通じます。
五行では、木・火・土・金・水のエネルギーが循環し、互いを生み出したり、抑えたりしてバランスを保っています。
絵を飾ることでこの循環をサポートできるんです。次のように考えてみましょう。
この五行を意識することで、絵が単なる装飾を超え、空間そのものの氣を循環させる役割を担ってくれるんですよ。
古代中国では、絵は天地の氣をつなぐ媒体と考えられていました。
山川草木を描くことは、宇宙の秩序を家の中に呼び込む行為でもあったのです。
山水画には龍脈の思想が重なり、山は龍の背、水はその流れを象徴しました。家に山水画を飾ることは、龍の氣を取り込み、財を呼ぶ儀式でもあったわけです。
絵の構図が「内に向かう水」であれば、氣が家へ流れ込み、「外に流れる水」なら財が出ていく──そんな教えも残っています。
つまり、絵を飾るという行為は、天地の秩序と自分の氣をつなぐ“祈りの形”なのです。
五行要約
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