陰陽道

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陰陽道記事一覧

陰陽師が使用する札にはどのような意味があるのでしょうか。霊符・呪符陰陽師が使用する札といえば霊符(もしくは呪符)が有名です。霊符に名前が書かれた者が持ち歩くことで、その者の祈願を達成する力を増幅させる役割があります。修行に努めた陰陽師が定められた所作に基づき、霊力を込め、霊道=神と使用者の繋がる道を開くことで、初めて効力を発揮します。魔除けにも使われました。式札陰陽師は式神の召喚にも札を使用します...

形代(かたしろ)とは木・紙・髪・藁・土器などで作られた人形のことで、文字通り人の形(身代わり)として使用されます。形代に呪術をかけたり、人間の罪や穢れを移し禊ぎや祓えに用いたりしていました。人形に呪いをかけたい人の名前を書く、もしくは髪の毛など対象の一部を埋め込むなどして、その人形を傷つければ相手に災いを起こすことができる…いわゆる「藁人形」の演出はフィクション作品でもよく見ますよね。人形祈祷(ひ...

式神(しきがみ)とは、陰陽師が使役する鬼神(霊的存在)のことで、陰陽師が使用する呪術の一つです。式の神・識の神(しきのかみ)、文献によっては式鬼(しき)、式鬼神ともいいます。式神の役割・使い方式神は陰陽師の命令で自在に動き、様々な働きをしてくれます。害をなす悪霊を退ける。対象に憑依させ厄災をもたらす。重要な場所に置かれ、守護神とする。伝言・偵察・届け物。家事や留守番、身の回りの世話。などの使われ方...

式神とは、陰陽師が使役した「霊的な存在」のことで、陰陽師の命令で自在に動き、人の悪行や善行を見定めるといわれています。(陰陽師が使役する式神の役割・能力とは?も参照ください)。この式神には様々な種類があり、各陰陽師が自分の特性にあった式神を使役していました。式神の種類容姿による分類式神の形態の分類は、人型や鳥獣型、妖怪(異形)型など様々です。陰陽師が呪法を唱えると自在に姿を変えたといわれます。創造...

犬神(いぬがみ)とは犬霊の憑き物のことです。犬を首だけ出して土に埋め、ギリギリ届かない所に餌を置き、飢餓状態の犬の首を落とすと、首は餌のほうに飛んでいって食らいつくといいます。古代日本では、これを焼いて骨にし、器に入れて祀ったものが犬神となるといわれていました。犬神は術者に憑き、使役することができ、呪術にも利用されたといいます。犬神は式神の一種?犬神は一種の式神であり、術者の命令を受けて敵を攻撃し...

陰陽寮の重要な仕事の一つに、太陽・月を観測して暦を作る仕事があります。この暦を作成する為の学問(暦学)のことを「暦道(れきどう)」といい、暦博士(れきはかせ)が指導を担当しました。今回はこの暦道について詳しく解説したいと思います。吉凶が書き込まれる具注暦とは平安時代に入ると、天文現象が運勢や禁忌と強く結びつくと信じられるようになり、太陽・月・星の運行を元に日ごとの吉凶を記した『具注暦(ぐちゅうれき...

天文道とは、陰陽師が所属する陰陽寮が教えていた学問の一つです。星の運行など天文現象の変化を観測・記録し、地上への影響を研究することを目的としています。陰陽道の中核的学問なので、是非その本質を理解しておきましょう。天文道の重要性とは天文道は簡単にいえば、現代で言う天文学に占星学をミックスしたような学問です。古代の日本では、日食や月食、流星、月の異常接近などなどの天文現象は天からのメッセージ、不吉の予...

陰陽道(おんみょうどう)とは、中国思想の陰陽思想や占術をベースに、神道や仏教の要素を織り交ぜた学問です。律令制下の陰陽寮の管理下にありました。陰陽道を学ぶにはしかし陰陽寮の無き今となっては陰陽道を学ぶことは難しくなっています。明治初頭に廃止されて以降、陰陽道に関する資料は、時と共に失われ、独学が難しいどころか、教える人すらろくにいません。どうしても学びたいという熱意があるのなら「天社土御門神道」「...

占術、いわば占いは陰陽師の主な仕事の1つです。風雲・天文・暦数・時刻などの結果を考察して、吉凶を予知し、凶と出た場合には対策を練るなど、国家運営の方針に関わる重要な仕事だったのです。そして陰陽師が行っていた占術には主に5種類あります。式占(ちょくせん/しきせん)式盤(しきばん)あるいはは天地盤と呼ばれる器具を使う占いです。天盤(円形の盤)と地盤(方形の盤)を組み合わせたものを、占いにおける計算に使...

白黒の勾玉を合わせたようなマークは「太極図(たいきょくず)」といい、「陰陽師のシンボル」として知られています。黒色の部分は陰を、白色の部分は陽を表すことから、陰陽太極図とも呼ばれています。陰陽それぞれの外観が魚をイメージさせることから、陰陽魚図(いんようぎょず)とも呼ばれます。太極図の意味陰陽師のマークが黒白にはっきりわかれているのは、陰陽道には、『万物は「陰」の気を持つものと、「陽」の気を持つも...

五芒星は、洋の東西を問わず、世界中で魔術・呪術・占術などの記号として使用されているマークです。その効果は使用者の意思次第であり、魔除けの象徴として使用されることもあれば、悪魔の象徴として使用されることもありました。使われてきた歴史が非常に古く、確認されている最古のものだと紀元前3000年頃(メソポタミア文明の頃)にまでさかのぼるといわれています。陰陽道における五芒星陰陽道では「魔除けの呪符」として...

陰陽師のシンボルマークとして有名なものに、太極図と五芒星があります。それぞれのマークの意味する所は以下の通りです。太極図万物が陰・陽2つの気で成り立っていることを示し、相反するエネルギーが均等に存在し、万物の生成消滅のバランスがとれていることを示しています。五芒星五行思想を陰陽思想に取入れたことを示す図です。5つの元素(木・火・土・金・水)の働きの相克を表しています。この太極図と五芒星は切っても切...

陰陽師といえば、呪文を唱え、呪術を行ったことでも有名です。本来呪術というのは、呪禁師が行っていた仕事で、陰陽師の仕事ではなかったのですが、奈良時代、陰陽師の吉備真備(きびのまきび)が、聖武天皇の下、それまでの「呪禁師」を廃止して「陰陽道」を採用してから、陰陽師の仕事になりました。陰陽師が行った呪術とは陰陽師が行った主な呪術は以下の通りです。形代(かたしろ)・人形(ひとがた)形代(かたしろ)とは、紙...

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